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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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お客様の年商7億円の専門工事の会社さんの施工管理のご担当者様から電話がありました。

この会社では毎月、全体の完成工事高や粗利益等の会議が有りお客様毎の粗利益や担当者毎の粗利益等発表され目標管理のチェックと改善等話し合いが有り、社員さんの利益に対する意識の高い会社です。

電話の内容は
服部さん下請けさんに一部材料を支給する工事の利益率を改善する為にこんな形に改めたいのですが、如何ですか?そんな質問でした。

現在 元請先の請負金額 220万-外注支払金額195万=粗利益25万(11.36%)
下請先に支給分の売上金額 45万-支給材の原価30万=粗利益15万(33.33%)
この工事の合計 売上金額265万-合計原価 225万=40万(15.09%)
これが現在の処理方法です。

彼が提案してきたのは、下請先に売上を計上せずに支払金額から相殺分を差引く形を取れば利益率が改善できると言う事でした。

元請先の請負金額 220万-(195万-45万+30万)=40万(18.18%)
確かに15.09%⇒18.18%に利益率は良くなります。

でも粗利益額40万は同じです。利益が増える訳ではありません。分母が違うので率は良くなりますが、額は同じです。でも考える事に拍手を贈りたいと思います。

もう一つ何故現在の方法なのか?について説明します。
以前に相殺忘れが見つかり、この場合ですと45万引く事を忘れるケースが有った。
220万-195万-30万=△5万円、勿論ミスの話ですが、監督が相殺の指示を経理に言い忘れる事有りうる話です。実際にこんな事が発生する会社も見受けられます。

従って個別に工事番号をとり原価管理を実施して11.36%の低い粗利益率を考える機会を頂く

又30万円の原価が下請先に請求する迄、未成工事支出金として毎月確認資料に掲載される為45万の請求忘れを防止する目的が有りました。

言葉の中で粗利益率を上げようと話をする事で本質を見失われた形ですが、

言いたい事は、目標営業利益3千万とすると 粗利益>固定費(固定費1.2億)1.5億円の粗利益の確保が重要です。

社員さんからこんな形のお話を頂ける、素晴らしい会社に成長された事を喜びに感じています。



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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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