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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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会社を倒産の危機から救った3代目経営者のセミナーを受講する機会に恵まれ、タイトルの原価管理と工程管理で粗利益を増やして、儲かる会社に変身された経営者のお話をお聞きした。

自説の建設業を儲かる会社にするには、粗利益を増やす事が一番重要である事が他人の話からも再認識できた。

土木の会社で自社労務費の原価をネットワーク工程表の作成から計画力の改善で生産性の最大化で原価の低減を実践されたお話であった。

終了後の懇親会の席での講師の先生に質問を投げかけられたお話を紹介すると、

皆さんが、話は良く分りますが、どうやって会社の中に落とし込み社員さんに実践させる事が出来たのでしょうか?

この質問に対して
①会社が倒産の危機にあり、やるしか道がなかった。
②社員さんを恋人のように思い、毎日同じ事を繰り返しお話してやらせる。
(そこで別の参加者から、トヨタ自動車の張元社長の言葉をお聞きした。)
リーダーの条件、くどく、しつこく、細かくの3つの“い”がリーダーの必要な事そんなアドバイスを頂き、納得できた。

知っている事だけでは駄目で、幾ら勉強して知識が多くなっても、その事を実践出来る事、つまり出来る事(会社でやらせる事)が儲かる会社に変われるか、変われないか、の分かれ道になる。

そんな事をより深く学ばせて頂いた。

③更に講師に、出来る社員を引き上げる事は出来るが、出来ない社員をどう指導して変わらせるのか?
そんな質問に対して、常に自ら言葉を掛けて、出来ない社員に必要性を話する。そんな事もお話頂いた。

いずれにしても、儲かる会社にする為に、仕事の改善を言うだけでなく、どうやらせる事が出来るか、経営者の最重要ポイントである事を再認識させて頂いた学びの日でした。


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建設業の元請と下請の契約金額の取り決め方法に他の業種には見られない方法があります。

それは、契約金額の借り貸しです。

どういう意味かについてお話します。

それは、この式が全てです。

請負金額(売値)-自社の利益(経費)=原価(支払原価)

他の業種では、原価+利益(経費)=売値が在庫処分等特別な事を除けば売値は原価以下はあり得ません。

しかし建設業では安値で契約をすれば、安値で発注して自社の利益を確保する事が至上命令です。

大手企業になればなるほど、又実行予算等支出の管理がしっかりしている建設会社になればなるほど赤字の工事等は出せません。

だから安値で下請に発注をする時に、今回は借りておくが次回の利益余裕のある工事で返すとなる訳です。でも厳しい工事が多いので確実に戻して頂ける保証はありません。

何故そうなるか?不思議ですが、その理由はいくつか考えられます。資金繰りの関係、抱えている職人さんの関係、取引先を失いたくない理由、入札等競合先の関係等々あります。

ここで申し上げたいのは、発注先からの指示された金額で工事を施工する中小の建設会社の取組として、原価管理の必要性です。

幾ら貸しているのか?又今回の工事で幾ら赤字があったのか?等の把握が出来ていない会社が多い訳です。

少なくとも大手元請はしっかり把握出来ている訳です。

ある専門工事の会社さんで実際にあった話ですが、原価管理をきちんと始めたら、主要元請先のA社に対して、1年間の取引を通算して

実際の売上高4000万-支出原価4600万=600万の赤字 

この原価4600万は直接の材料費や職人さん等の支払分だけです。

この他に積算の経費、営業の経費、事務費等間接的に掛かった費用は更に赤字に加わる訳です。

建設業の社長さん、知らないだけで貴方の会社の儲からない理由もこんな所にあるかもしれませんよ。

きちんとした計数管理と原価の低減方法の勉強と努力が儲かる建設会社に不可欠です!




最近お取引を頂いた専門工事業の年商10億円位の会社さんでのお話です。

工事統括的お立場の専務さんの勘違いのお話です。

1件5千万円の工事を社内が忙しい事もあり専務の知人の同業の建設会社に消費税だけ儲けさせてくれと、丸投げの形で税抜5千万の工事を税込5千万で発注しました。

専務の頭の中は8%の400万が会社の粗利益とお考えでした。

後から検証させて頂きました。
①5千万-(税込5千万を税抜にした金額)46,296,296=3,703,704が利益である事
②安全協力会費、現場事務所の経費等元請から相殺された金額が約100万あった事(それらは丸投げ先に相殺出来ていない)
③毎月の安全協議会等に専務が参加する経費(役員報酬で販管費の為原価に未計上)推測実費約30万
④安全書類や請求書の発行入金管理等事務的な経費推測約10万

以上を考えると粗利益は400万ではなく約230万此処から会社のリスク経費(何か問題が現場で発生した場合の会社負担リスク)更に元請先の信用リスク等々粗利益率は8%ではなく、230万位の4.6%である事等を社長や専務とお話する事で少しづつ成果が出てきます。

現実に次回から元請相殺は丸投げ先から発注時に相殺する旨改善がなされた。

時間はかかるかも知れませんが、こんな話を繰り返す事で私の理念であります、計数管理で利益意識の向上が幹部から徐々に醸成されて会社全体に広がる事が出来れば、間違いなく稼げる会社に変身すると思います。

遣り甲斐のあるお仕事に恵まれている事に感謝の気持ちです。
新しくご契約を頂いた、年商5億円の設備工事の会社さんでのお話です。

下請先の協力業者さんに材料の立替や高所作業車等リース料の立替が発生する会社です。

一般に本来下請業者さんが負担すべき材料や経費等に元請の会社が購入して支給したり、下請の会社さんの信用力や価格購入力が弱い為、取引口座等が開設出来ない等の理由で立替仕入のケースが多く見られます。

10月から原価プロを導入頂き、10月分の仕入や経費を工事毎に割振り原価管理を進めた結果、本来の受注している工事に該当しない支出が判明しました。

業者請求書を基に該当しない支出分を社長に確認した所、下請の工事業者さんから相殺すべきものが出てきました。

今迄だったら分らなかったわね、と事務担当のパートさんのお話です。

社長からも損する所だった。有難うと言われ、個別に原価管理をするとこんな部分も見えてくるのか、とお褒めの言葉を頂いた。

下請相殺の多い元請会社の皆さん、コツは全部の仕入れデータを工事毎に割振る事です。本来の負担が増加しただけ、会社の現金は失われ、利益も失われている事実に向き合いましょう!

お取引頂いてから3年目の土木工事のお客様のお話です。

前年迄は大型物件の赤字工事も度々みられて、赤字工事のマイナス金額を合せると約5千万ありました。

赤字をなくしたら最低5千万は粗利益が上がる。

そんな話を前期の決算説明会で話しておりました。

工事部長も今期の目標は赤字工事撲滅!

そんな目標を担当者に熱く語る場面も見ていますが、皆さんが毎月支払チェツク後、現状迄の支出額の確認と工事台帳の明細の確認を取組んで頂いた成果が上がりました。

結果今期は赤字工事がなくなり本当に5千万超の増益に繋がりました。

13%⇒20%に平均利益率もアップしました。

私としてはまだまだ実行予算等も完全に作成されていませんので、利益の伸びしろはあると思っていますが、利益が見える事で少し工事担当者の数字への利益意識が変り大幅増益に結び付いたと思っています。

大事な事は売上アップより、粗利益アップです。
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プロフィール
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服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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