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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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専門工事業で年商15億の会社様から、経営事項審査を今後受けて将来的に公共工事の仕事もしたいとご相談を頂きました。

決算書を拝見すると、売掛金の中に工事の売掛金と兼業事業の売掛金が合算されて入っている。
建設業では売掛金の事を完成工事未収入金(つまり完成した工事代金の売掛金)と言います。
此処に兼業事業の売掛金も含めては拙いと思う。

又仕掛品の勘定科目が使用されていましたが、未成工事支出金の事で名前は違うが内容は同じでした。

問題なのは負債勘定の前受金が工事の未成工事受入金と兼業事業の単純な前受金が合算されていました。此処は意味合いも違うし拙いと思いました。

又買掛金と工事未払金は同じ意味ではありますが、買掛金の明細を拝見すると外注費と仕入の未払だけが買掛金に計上され、工事原価の扱いの経費等は販管費の未払や本来であれば未払消費税で表示すべき消費税の未払分や役員報酬や給与等の人件費も一緒に未払費用の表示になっていました。

このように税理士さんの税金が同じなら勘定科目の設定はいい加減にされている税理士さんもよく見かけられます。税金が同じでも分りやすく、見栄えの良い決算書を作る事が決算書の評価を高めるためにも重要な事だと思います。

顧問税理士さんにこの事をどう伝えて、来期から建設業の様式で正しい決算書にして頂くのか、

又は経営審査をご担当される行政書士さんにご説明して、県庁に届ける年度終了届や経営審査の書類を考慮頂くのか?

いずれにしてもこの社長に正しく理解頂く事が重要で、上手く説明しなければと思っています。
その上で社長の判断に委ねたいと思います。



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6月決算のお客様のお話です。総合建設業で今期の売上高は8億円ですが、平均の粗利益率が好調で25%の結果です。

粗利益額として約2億円稼ぐ事が出来、好調な決算を終える事が出来そうです。原価を意識して頂いた結果が出た事で非常に喜ばしい事です。

2期連続して好調な為過去の累積した債務も一掃できそうです。

しかも決算時受注残も約7億円あり、来期も明るい見通しと思いきや、受注残の工事には大型物件の厳しい利益の工事もあり、現状の平均粗利益率は15%位の見込みです。

と言う事は今期並みの成績を残す為には、今後の受注工事を約4億円粗利益率を今期並みの25%確保したとして、今期と同じ粗利益額となり固定費の増加がなければ今期と同じ成績になります。

結果今期なみの最終利益を確保する為には、11億の売上が必要になります。売上高では約4割の上昇となります。

しかし最終利益は同じ結果となる訳です。少し残念な気もしますが、言いたい事は

①1年前にそこまで見える経営が出来る事の素晴らしさ
②受注済の工事も今後の受注工事も粗利益の拡大に最大限の努力が必要な事
③問題は売上高ではなく、粗利益額である。

これらのお話をお客様が理解されて更なる儲かる経営をして頂く事が私の願いです。

お客様の年商7億円の専門工事の会社さんの施工管理のご担当者様から電話がありました。

この会社では毎月、全体の完成工事高や粗利益等の会議が有りお客様毎の粗利益や担当者毎の粗利益等発表され目標管理のチェックと改善等話し合いが有り、社員さんの利益に対する意識の高い会社です。

電話の内容は
服部さん下請けさんに一部材料を支給する工事の利益率を改善する為にこんな形に改めたいのですが、如何ですか?そんな質問でした。

現在 元請先の請負金額 220万-外注支払金額195万=粗利益25万(11.36%)
下請先に支給分の売上金額 45万-支給材の原価30万=粗利益15万(33.33%)
この工事の合計 売上金額265万-合計原価 225万=40万(15.09%)
これが現在の処理方法です。

彼が提案してきたのは、下請先に売上を計上せずに支払金額から相殺分を差引く形を取れば利益率が改善できると言う事でした。

元請先の請負金額 220万-(195万-45万+30万)=40万(18.18%)
確かに15.09%⇒18.18%に利益率は良くなります。

でも粗利益額40万は同じです。利益が増える訳ではありません。分母が違うので率は良くなりますが、額は同じです。でも考える事に拍手を贈りたいと思います。

もう一つ何故現在の方法なのか?について説明します。
以前に相殺忘れが見つかり、この場合ですと45万引く事を忘れるケースが有った。
220万-195万-30万=△5万円、勿論ミスの話ですが、監督が相殺の指示を経理に言い忘れる事有りうる話です。実際にこんな事が発生する会社も見受けられます。

従って個別に工事番号をとり原価管理を実施して11.36%の低い粗利益率を考える機会を頂く

又30万円の原価が下請先に請求する迄、未成工事支出金として毎月確認資料に掲載される為45万の請求忘れを防止する目的が有りました。

言葉の中で粗利益率を上げようと話をする事で本質を見失われた形ですが、

言いたい事は、目標営業利益3千万とすると 粗利益>固定費(固定費1.2億)1.5億円の粗利益の確保が重要です。

社員さんからこんな形のお話を頂ける、素晴らしい会社に成長された事を喜びに感じています。



今日は個人的な話です。

私が永い間、通わせて頂いたサウナ風呂が7月末で閉店になります。

このサウナでは、毎年夏と冬に、有効期限3年間の回数券を販売していました(昨年から有効期限が2年に変った)

社員やマッサージ嬢等もノルマがあったようで、売込が激しかった事や10枚で1万円で休日等の入場券として1枚使用すれば割安な事、又飲食等の支払にも千円の商品券として使用する事が出来た為常連客にとっては買い溜めしていた方も多くいると思う。

ところが、5月に行った時(3月に行った時はお知らせ等アクションが無かった)マッサージの時に7月末の閉店が告げられた。

言われてみて捜したら、お店の入り口には気が付かない程のA4、1枚の紙に、老眼では読めない位小さな字で閉店のお知らせが書いてありました。

この会社の経営的な事情は分りませんが2016年の12月にも沢山販売しておいて、未使用の回数券の払い戻しの話も有りません。又お店に行かなかったら、金券が紙くずになってしまう所です。早速6月には、友人も同行して、エステやマッサージ、飲食等で沢山消費してきました。

個人的な話はこんな事ですが、前からこの商法はタイトルの将来利益の確保でキャッシュの増加に繋がる上手い商売だと思っていました。

つまり販売時は、当然現金が増えます。千冊(一万枚)売れれば1千万のキャッシュが増えます。会計的には前受金(流動負債です)利息はタダ、しかも将来の売上や利益に繋がる訳です。

使用された時に、前受金が売上に変ります。売上に変った時に入場だけでなく付随した売上が増え当然利益も増えます(売った時点で会社のメリット大)

個人的に気になるのは、未使用の金券の処理です。当然会社が清算になれば雑収入と思います。
でも使えなかった金券の所有者(個人は)は買った時に費用の発生です。だから雑損失も存在しない。(法人購入の場合、会計的に正しく処理は未使用分は在庫のような考え方かもしれないが殆ど費用の処理)

もう一つは、払い戻しの記載が無い(払い戻し無し)の場合個人的な損害が発生するが、誰か文句をいって払い戻し受けれるようになるのか?興味のある所です。

本題に戻ると建設業でもこの考え方は重要です。勿論住宅や、リフォーム等の会社はお施主様との契約時に契約金や工期によっては中間金等を頂きますが、

特に創業したばかりで資金の乏しい会社や、銀行融資が多く資金繰りが厳しい会社等は当たり前ではあるが、下請施工の工事でも、元請先に貪欲に交渉する価値はあると思う。

銀行から借入が出来ず厳しい会社の社長さん、この考え方を少し頭の隅において契約時に有利な交渉が出来るように頑張りましょう!




お手伝いをさせて頂き、1年経過の年商4億円の専門工事業さんのお話です。

1年前迄は未成工事受入金とか、未成工事支出金等の勘定科目がありませんでした。

請求書の発行=売上高、外注先や仕入先の請求書=原価の発生

会計の仕組みを完成基準に変えた為、売上高の月別の変動は多少ありましたが、工事別の売上高と粗利益高が分る事で、元請別の粗利益の変動が大きい事が分りました。

例えば、A社の仕事は平均30%、B社の仕事は平均10%その位の差がある事が分りました。

又会計上は原価に入っていますが、特定の工事原価ではなく、共通的に掛かる原価を分けて管理した為販売管理費のように固定費として考える原価も判明しました。

社長に決算に合せて、1年間の資料の説明時に儲かる元請先が意外な会社であったり、予想通り、儲けさしてくれない元請先がはっきりしたり一定の効果についてお褒め頂いた。

社長に申し上げたのは、

計数の管理は出来てきました。
後は如何に経営に役立てて頂くか?
幹部に毎月資料を見せながら利益に対する意識の向上を図る。
目標を明確にして、毎月目標に対する、進捗管理を実施等

利益の上がる会社になって頂く為に、暫く時間はかかると思いますが、継続して目標を管理して

努力の要点を粗利益のアップ(売値と原価)において1年頑張りましょうと申し上げました。

結果が楽しみです!
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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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