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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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訪問先のお客様での、経理ソフトへの入力時期のパターンが概ね3つあります。

1番目は記帳代行を会計事務所や専門業者の任せているパターンです。これは自計化されていない会社さんなので、やむえませんが、翌月等に纏めて入力されます。従って会計のデータ等試算表が作成されるのは遅くなります。

2番目は自社で会計ソフトに入力されて、翌月会計事務所の先生が監査や確認業務に来社される迄に纏めて入力される会社さんです。

最後に経理の担当者が毎日の取引仕訳を都度毎日入力される会社さんです。この場合には現金残高の金種内訳等の記録を残したり、銀行別に残高等を毎日確認する事が出来ます。

実は勤務していた時代にはこの三つ目のパターンが当たり前であると思っていた為、起業してお客様の状況を現実に知る段階でカルチャーショック的な感覚があった事を覚えています。

此処からが申し上げたい事です。今も順次進んでいると思いますが、まず記帳する仕事が何年先かは分りませんが、無くなる仕事である事。

銀行のファームバンキングのデータからそのまま会計データに移行されたりする仕組みが出来る筈です。そうなれば早く試算表等も出来るようになり易いです。

経営革新等の勉強する経営者の塾では、先生が翌月5日とか10日迄に試算表の作成できる体制創りを推奨されているようです。私も試算表の早期化には賛成ですが、建設業の場合には此処に未成工事支出金と受入金の金額の把握が不可欠です。そこが難しい部分です。

そこを社内で如何に早く、正確に掴む事が出来るようになるか、建設業の経理担当者は此処に力を集中して頑張って頂きたいと思います。

それから3つ目の毎日入力されている会社の方が前者の会社よりタイムリーな資料で、資金繰りや経営数値の把握が容易である事は間違いありません。

特にどんぶり勘定から脱したい経営者の方は、貸方、借方は知らなくて構いませんが、こういった仕組みの改善を勉強される事は大事なことです。

会社の仕事の仕組みを考えて改善を推進する事は経営者の仕事です。

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建設業の元請と下請の契約金額の取り決め方法に他の業種には見られない方法があります。

それは、契約金額の借り貸しです。

どういう意味かについてお話します。

それは、この式が全てです。

請負金額(売値)-自社の利益(経費)=原価(支払原価)

他の業種では、原価+利益(経費)=売値が在庫処分等特別な事を除けば売値は原価以下はあり得ません。

しかし建設業では安値で契約をすれば、安値で発注して自社の利益を確保する事が至上命令です。

大手企業になればなるほど、又実行予算等支出の管理がしっかりしている建設会社になればなるほど赤字の工事等は出せません。

だから安値で下請に発注をする時に、今回は借りておくが次回の利益余裕のある工事で返すとなる訳です。でも厳しい工事が多いので確実に戻して頂ける保証はありません。

何故そうなるか?不思議ですが、その理由はいくつか考えられます。資金繰りの関係、抱えている職人さんの関係、取引先を失いたくない理由、入札等競合先の関係等々あります。

ここで申し上げたいのは、発注先からの指示された金額で工事を施工する中小の建設会社の取組として、原価管理の必要性です。

幾ら貸しているのか?又今回の工事で幾ら赤字があったのか?等の把握が出来ていない会社が多い訳です。

少なくとも大手元請はしっかり把握出来ている訳です。

ある専門工事の会社さんで実際にあった話ですが、原価管理をきちんと始めたら、主要元請先のA社に対して、1年間の取引を通算して

実際の売上高4000万-支出原価4600万=600万の赤字 

この原価4600万は直接の材料費や職人さん等の支払分だけです。

この他に積算の経費、営業の経費、事務費等間接的に掛かった費用は更に赤字に加わる訳です。

建設業の社長さん、知らないだけで貴方の会社の儲からない理由もこんな所にあるかもしれませんよ。

きちんとした計数管理と原価の低減方法の勉強と努力が儲かる建設会社に不可欠です!




お客様の年商6億円の建築・リフォームの会社さんのお話です。

最近、業績好調の事もあるのか、銀行からお金を借りて欲しいと、融資の提案が多い状況です。

基本的に資金の需要はありません。

メインではない銀行からお客様の紹介がありました。年商の2割位の大型の工場設立の紹介です。

とんとん拍子に話が進み、大型受注に成功、今期は売上高が更に伸びる予定です。

当然ながら紹介頂いた銀行からの融資提案は受けざるをえません。借りたお金は預金残が多くなります。金利について無駄な経費かも知れません。

でも営業費用と考えれば安いものです。又資金の余裕度も増して一概に無駄な経費とも言えません。

更にメインの銀行も危機感を抱いたのか、最近紹介の話もちらほら来ているようです。

どこの会社も銀行取引はある訳です。銀行取引を上手く営業活動に反映させた良い例です。

社長さんや経理担当者は銀行とのお付き合いを上手くこんな視点もお考えいただき

営業活動に繋げて頂く事で会社のプラス要因が増えると思います。

経営上の改善点や問題点があった時に、
何が問題か?について経営者は分かっている事が多い。
(分かって頂ける様に説明すると理解される)

その課題について何年も放っている会社(分かっちゃいるけど.....)、
又は私が考える問題点が経営者は重要と思っていない、の2つが考えられる。

もちろん単純な内容でない事もあるのだが、
素早く改善を計る事が出来る会社の一例を紹介します。
(もちろん業績も良い会社です)

社長のやる事は、問題点を把握してその問題の改善策を誰が担当するか決める。

そして担当者なりの問題点についての改善策をいつまでに(期限を決める)報告させる。

まずは社長がそれを決めれば改善策が出なくても、
期限迄に何で改善策が出てこないのか?(どの壁に突き当たったか?)
等少しは進む事が出来改善に向けての第一歩となる。

もちろん良い改善策が出て、
社長が納得して改善出来れば一番良い事ですが、
改善出来ない会社では社長が抱え込んで忙しくそのままであったり、
社員に指示をしても期限がないので社員が後回しで結果そのままになる。
(社長もどうなったか請求するのも忘れてしまう)

会社を良くする為にこんな方法で社長も社員も共育して、
スピード感を持って改善課題に取り組みましょう。
7月決算の年商6億円の専門工事のお客様でのお話です。

決算予測として5月の試算表の段階から、今期の完成工事の予測と完成工事の粗利益を予測しておりました。

この会社では工事の種類毎に予定利益率が設定してあります。

そして受注残工事の内訳と完成予定日も把握できています。

つまり2ヶ月間の売上高と粗利益の把握がほぼ出来る状況に工事管理が出来ております。

建設業では未成工事の粗利益も含めた把握が出来れば、

収入額の予測がかなり高い部分で出来ます。

そして支出の部分=固定費の把握も毎月の原価の固定費(土場の家賃やダンプの減価償却等)も毎月試算表に反映出来ています。

又販売管理費も発生主義で毎月、未払費用の振替も出来ています。

結果、決算を終了して検証させて頂いた所

完成工事高で約200万の差異と売上総利益で約50万の差異そして経常利益額では約100万の差異でした。

このように受注残高の工事の粗利益予定も含めた把握と会計の方で毎月正しく発生主義の経理処理をしていれば決算の予測が精度も高く出来る訳です。

勿論6月の段階では更に精度が高く出来ますが、決算対策にかかる日数も考えますと

2か月前でも実質的には試算表の完成が1ヶ月掛かる為、5月の成績が6月末に確定するので
賞味1ヶ月が決算の対策に充てる時間の確保が出来ます。

決算が終わって2ヶ月経ってから税理士さんから今期は赤字でしたとか黒字が○○万で納税額が○○万ですと報告を聞いていた時代から比べれば

経理の仕組みが大きく変わり有難いと社長から感謝の言葉を頂き嬉しい瞬間でした。


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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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