忍者ブログ
建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7
ある専門工事のお客様で事業譲渡を受けて、新しく会社を買い取るお話がありました。

売り手の会社の理由は後継者が不在で現社長も70代後半にさしかかり会社の先行きに決着をつけるそうです。

いわゆるM&Aの形のようで検討中です。

結果は分りませんが、この会社のように事業領域を拡大するにはM&Aの手法で関連業種の会社を購入するのは有効な手段だと思います。

たしかに後継者が不在の場合には会社は存続しません。従って会社の始末をつけるには従業員も引き続き雇用されるようですので、迷惑をかけずに止められて、売却資金も社長の老後の資金も得られ良い事かも知れません。

後継者を作れなかった事は残念なことかもしれません。自分の子供以外にも従業員を経営者に育てる事が出来ずに残念な事だと思います。

しかし、財務内容が健全な場合にはこのような形で会社は存続できます。又仮にM&Aで売却出来なくても廃業する事が出来ます。

廃業できないケースの会社も多く存在すると思います。

債務超過等で、自分の財産を全て提供しても会社の負債を払いきれないケースです。

銀行や取引先に迷惑をかけずに自分の事業を始末出来るか?
経営者はその位は、自社の財務に対する知識を持って頂きたいと思います。
決算書の在庫等は資産になっていても処分するのにお金が掛かる場合もあります。

後継者に恵まれず、M&Aで売却する事も出来ず、他人に迷惑をかけずに廃業する事も出来ない会社の社長さん

もうひと踏ん張り頑張って廃業出来るレベルまでは会社の業績を回復させましょう。



PR
新国立競技場の建設現場で、今年の3月に失踪して自殺した23歳の現場監督の話がニュースになりました。

月200時間を超える残業で労災認定を受けた事は記憶にある所です。

この事件、20年位前に私も建設会社の総務部長時代に同じような経験があります。

新卒の社員を採用、6ヶ月位後に自殺ではなかったのですが、突然出社せず家にも帰っていないいわゆる失踪された訳です。家族からも相談を受け警察にも相談に行った記憶があります。無事だったので良かった訳ですが、今回の事例とまさに同じような状況でした。

新国立競技場の決定迄に金額の高額な事やデザインの話等時間が掛かった事のしわ寄せがここにきている訳です。

若い現場監督の見習いのような立場の社員は、大変辛い仕事です。世間の方にそんな仕事がある事をお伝えしたいと思います。

私の勤務していた会社の話ですが、どんな仕事も辛い事が有り、簡単な仕事はないと思いますが、経験の少ない若い監督はコミュニケーション能力や忍耐力等の個人差はありますが

失踪した社員の場合には、真面目な性格ですが、少し要領の悪さは感じていました。

工期が無い事で上司の監督も気持に余裕がありませんので、ミス等には厳しく叱ります。

時間に追われながら覚える事も沢山あります。

又お客様の元請の現場監督も年長の上司には言い難い事等若い現場監督に激しい言葉で文句を言います。

そして厳しい就労条件で作業を進める、年配の職人さん等からも指示が悪いとどやされます。

会社に帰れば、この現場どうなっているのか、等会社の管理職からも詰問されます。

そして朝早くから現場に出て、帰りは毎日10時過ぎそれから翌日の手配確認や書類の整理等々
辛い事ばかりです。

でもその失踪した青年は命は落としませんでしたが、転職しました。自分で採用に関わりながら残念ではありましたが、転職して良かったとも思いました。

長くなりましたが、業界に関係のない方もこんな現場監督の苦労のお陰で競技場も建つ訳です。

又業界で少しでもご理解される方は励ましの声等も掛けてやって下さい。

又職人さんや上司や元請の現場監督さん、自分も厳しく一杯一杯で仕事をしているのは分りますが、人間力を磨いて頂きパワハラの無い職場で良い人間関係を創りだし厳しいながらも愛のある叱責をお願いします。

業界に若い方が少ない訳です。業界の未来の為にも、若い現場監督を育成する事も大事な事だと思います。






現在、業界全体としては好調な建設業ですが

殆どの業界関係者はオリンピック迄は良いがその後は、酷く落ち込む。

そんな見方をしている社長さん方が多くお見えです。

では、それまでに落ち込みの予測に耐える為に何を今のうちにするのか?

対策を立てている会社さんは余りありません。

例えば業績の好調な今の内に、人材の採用や人材教育等から人に投資をして、強い会社にして行くとか

財務体質を強くする為に、今の内に税金を払ってでも自己資本比率を高くして不況になっても慌てない会社にしようとか

販売力の競争に負けないように、ホームページの拡充とか、営業コンサルタント等に教育して頂き営業力を強化しようとか

技術力や資格の取得に力を入れて、品質の高い仕事が出来る会社にするとか

いろいろな選択肢から自社に合った強化策を選定して、会社を強くする!!

そんな事を考えている社長が少ないと思います。

でも、それが社長の仕事です!

自分の会社の事です。早く取り掛からないと、間にあいませんよ。



本日も建設業の決算書の話です。

新しいお客様の年商20億円位の専門工事の会社さんのお話です。

新年度からの原価ソフトの導入ですので、決算書を拝見しますと、やはり未成工事支出金の科目がありません。

他の資産勘定の科目を確認していましたら、仕掛品の残高がありました。

内訳書を確認しますと、仕掛品の中に入っていました。
未成工事支出金の事を仕掛工事と表記される税理士さんも見えますので、これは見つける事が直ぐ出来ました。

この資産課目の仕掛品の内訳から未成工事支出金の初期登録をしました。

ところが、未成工事受入金の勘定科目がありません。よく税理士さんが使う前受金の科目もありませんので、未成工事受入金は0円と理解して作業を進めていました。

ところが、他の科目の残高明細を拝見しておりましたら、なんと、なんと

預かり金の科目内訳に工事前受金と表記がありました。

従業員さんの源泉の預かり金と同列に処理されていました。

預かり金で科目処理される税理士さんは初めてです。危うく0円で進める処でしたが、未成工事受入金の金額登録も正しく修正出来ました。

決算書の作成目的に会社の税金計算の一つの通過点と言う考え方もありますが、経営状況を1年間で区切って判断する大事な資料です。

銀行や信用調査機関の外部に見せる形の時に、分り難い科目表示は良くない事だと思います。

さあ、どのタイミングで税理士さんに科目変更をお願いするか

又一つ悩みが出来ました。

建設業以外の業種の方に少しご説明させて頂きます。

建設業の許可を取得して建設業の許可業者になりますと、毎年事業年度終了届の提出が必要になります。

毎年の決算書の報告や許可のある業種毎に売上高の記載又どんな工事を施工したか等提出が義務付けられています。

又公共工事等を受注する場合には、この年度終了届⇒分析センター⇒経営審査を受ける事になります。

前置きが長くなりましたが、本日はこの建設業様式の決算書が税理士さんの作成する決算書と様式が同じであれば余り苦労しないのですが、決算書の作り方が、建設業なのに商業簿記の形式で作られて、建設業様式の工事原価報告書が無い為に会社の経理の担当者や行政書士さん等が苦労する話です。

又建設業の様式の決算書には、独特の科目表示名があったりします。通信交通費と言う科目等は、理由は分りませんが、切手や電話代等の通信費と高速代や鉄道旅費等の旅費交通費と2つの経費を合算したりする必要があります。その他にも建設業様式には会計では個別の科目名があってもその他流動資産等その他で一括表示する為、内容が分り難い設定になっています。

又現場監督さんの人件費が税理士さんの決算書の作り方しだいで、工事原価としての取扱であったり販売管理費としての取扱であったりします。これは売上総利益が経営審査の対象にもなり、決算書の作り方で評価が変わってしまう等可笑しな事もあります。

本日は何が言いたいかと言うと、建設業の決算書、特に建設業の許可業者の場合には、税理士さんも、建設業様式に準拠して作成するとか会計の基準を一定にして頂くとか、建設業の決算書を作る為の講習や資格等を検討する必要もあるのではと思う事。

もう一つは経営者や経理部長さん等が、何が会社にとって高い評価を得られるか、今の税理士さんで会社の評価を得られる決算書の作り方か、経営審査の評価を高くするには、行政書士等の専門職に依頼した方が良いと考えるのか等々

営業や工事施工と同じように経営の一つとして考えて頂く必要があると思う。
数字が苦手な方も仕組み等については知って置く必要があると思います。

何故なら経営者は、自分の会社を儲けさせる義務があると思うからです。
カレンダー
12 2018/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最新コメント
[02/27 money with surveys]
[05/19 Backlinks]
[06/16 松尾健一]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]