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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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銀行融資対策セミナーに参加させて頂き、おさらいのお勉強をしました。

此処では書けない目からうろこのグレーな話もありましたが、

タイトルの銀行は資金の仕入先に成程と思った部分がありました。

業績の悪い会社にありがちですが、銀行に対して気を遣いすぎであったり、銀行のいいなりになって、借り換えや拘束預金をさせられたり、カードの作成、投資信託の購入等

自社に必要か?ではなく

銀行に必要ならまだしも
銀行の支店や担当者の営業成績に必要な為に、資金が不足しているので融資を受けた筈の大事な資金の1部が投資信託や拘束預金でその借りた資金が目減りてしまう。確かにいいなりになるのは可笑しい話です。

しかも義理を売った筈の支店長や担当者は2年から3年で転勤して、次に違うタイプの担当者が赴任して、銀行の姿勢が変わってしまう。(銀行の人事部の意図もあるようです)

需要<供給の状態を作る為にどうすべきか、そんなお話であった。

私の考えと同じ部分をご紹介すれば

①決算書の作成(税理士さんは税金の申告が大事、でも経営者は同じ税金ならば評価の高くなる決算書の作成が重要)
②損益計算書は1年でクリアーされ新年度に挽回が可能、でも貸借対照表は会社創立以来の歴史が詰まる(税金の払う事が嫌いな経営者の課題)銀行は貸借対照表のウエイトも高い
③建設業は自社で受注残の把握と資金繰り表の作成が出来る。
④毎月正しい試算表が作成できる(未成工事支出金と受入金の把握)
⑤決算書は原則的に早く作成(申告期限の半月前)⇒内容の精査・検討⇒提出申告する決算書を2ヶ月後に提出(税理士さんが持参して黒字でした赤字でしたはダメ)
⑥金融機関は政府系も混ぜて、複数以上とお付合いする。

ご紹介した事は1部の話ですが、基本的に申し上げたい事は、中小建設業に多いのは、営業力や技術力、工事能力等に優れていても、数値的な経営力の不足で営業部や工事部の努力が結果に結び付かない事があると思う。

建設業の社長さん、簿記や会計の勉強が必要と申し上げている訳ではありません。

経営に結び付く、胆の部分だけは押さえる勉強が必要です。自分の会社です。知らないでは経営は出来ません。










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忖度とは

相手の気持ちをおしはかること。ある事柄をもとにして見当をつける。

そんな意味で理解しています。

ある建設会社の事務所での出来事です。

幹部社員さんが協力業者さんとの会話で何かもめている話し声が聞こえてきます。

幹部社員さんが、値引きを要請しているようです。

協力業者さんが抵抗しています。理由は契約条項に合致した請求だから、応じられないそんな内容です。

幹部社員さんは値引きさせる事が会社の利益に繋がるとの考え方で交渉したのでしょうが・・・・・

勿論利益の追求は重要な事です。でもこの場合には疑問があります。

結果社長の携帯に連絡した結果、協力業者さんの言い分が通ったようです。

この話をだけでは正しい判定は付けられませんが、事務所で起こった1コマから社員さんが仕事上の判断をする基準は自分の気持ちや判断ではなく

会社の方針や社長だったらどう判断するか?社長の気持ちを正しく忖度して判断する事が必要ではないかと思う。

何故なら会社の代表として、判断を各々が任されて仕事をしている訳でその判断がバラバラであれば、幾通りもの会社の判断基準が生まれてきます。

つまり何人も社長が存在してしまう。そんな会社が中小では多いと思います。

普段から社長は判断基準のような指針を社員に示す必要もあるし、社員としては上司の代行で仕事の判断を下すのだから、上司だったら、社長だったら、どう判断するか?

常に思いを巡らせて仕事にあたって欲しい。そんな1コマでした。






稲盛和夫さんの名言集を読んでいました。その中にあるお客様に是非紹介したい名言がありました。

そのお客様は年商8億円の専門工事の会社です。

その会社の、社長さんとお話する機会があり、お仕事の話をさせて頂きました。

いわゆる営業的なお話が出来ました。興味はありそうなので、専門工事の下請仕事の会社さんは工事価格に対して支配権があまり無く、元請さんの指し値で工事の受注金額が決まる。だから工事種類別の利益率や元請毎の利益率の把握が必要、原価管理の仕組みが必要、月次試算表の作成が必要そんなお話をさせて頂きました。

同調してお話をお聞き頂きましたが、社長のお言葉は

まだ我が社は小さい会社なので、もう少し大きくなったら必要が出てくると思う。そんなに酷いどんぶり勘定でも無いので今はシステムの構築は必要無いわ

残念なお言葉でしたが、経営者が必要とお考えの方にお客様になって頂くしかないので、またその時は宜しくお願いします。で終わりました。

その時にこの名言を知っていたら、お伝えしたかったと思います。

その名言は

“会社が大きくなってから(会計や社内)システムを作るのではなく、小さいころからしっかりしたシステムを作ったから、京セラは大きくなれたし、大きくなっても大きな問題が起きなかった”

そうなんです。勿論掛かる費用と期待できる効果を判断するのは経営者の仕事ですが、その観点から大事だけど、必要だと思うけど、今はその費用をかける事が出来ないので、又その時が来たら頼むわ

そんな言葉で断ってくれれば、この会社の将来に期待が持てます。
素晴らしい仕組みが出来て業績が向上するから、大きい会社に成長する可能性が高くなると思います。
お客様の年商6億円の建築・リフォームの会社さんのお話です。

最近、業績好調の事もあるのか、銀行からお金を借りて欲しいと、融資の提案が多い状況です。

基本的に資金の需要はありません。

メインではない銀行からお客様の紹介がありました。年商の2割位の大型の工場設立の紹介です。

とんとん拍子に話が進み、大型受注に成功、今期は売上高が更に伸びる予定です。

当然ながら紹介頂いた銀行からの融資提案は受けざるをえません。借りたお金は預金残が多くなります。金利について無駄な経費かも知れません。

でも営業費用と考えれば安いものです。又資金の余裕度も増して一概に無駄な経費とも言えません。

更にメインの銀行も危機感を抱いたのか、最近紹介の話もちらほら来ているようです。

どこの会社も銀行取引はある訳です。銀行取引を上手く営業活動に反映させた良い例です。

社長さんや経理担当者は銀行とのお付き合いを上手くこんな視点もお考えいただき

営業活動に繋げて頂く事で会社のプラス要因が増えると思います。

経営上の改善点や問題点があった時に、
何が問題か?について経営者は分かっている事が多い。
(分かって頂ける様に説明すると理解される)

その課題について何年も放っている会社(分かっちゃいるけど.....)、
又は私が考える問題点が経営者は重要と思っていない、の2つが考えられる。

もちろん単純な内容でない事もあるのだが、
素早く改善を計る事が出来る会社の一例を紹介します。
(もちろん業績も良い会社です)

社長のやる事は、問題点を把握してその問題の改善策を誰が担当するか決める。

そして担当者なりの問題点についての改善策をいつまでに(期限を決める)報告させる。

まずは社長がそれを決めれば改善策が出なくても、
期限迄に何で改善策が出てこないのか?(どの壁に突き当たったか?)
等少しは進む事が出来改善に向けての第一歩となる。

もちろん良い改善策が出て、
社長が納得して改善出来れば一番良い事ですが、
改善出来ない会社では社長が抱え込んで忙しくそのままであったり、
社員に指示をしても期限がないので社員が後回しで結果そのままになる。
(社長もどうなったか請求するのも忘れてしまう)

会社を良くする為にこんな方法で社長も社員も共育して、
スピード感を持って改善課題に取り組みましょう。
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プロフィール
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服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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