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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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大都市の社員800名位、年商700億の中堅ゼネコンさんからセミナーのお仕事を頂いた。

参加者に、書籍も配布頂け立派なホテルでの開催で大変嬉しいお仕事でした。

ただ御依頼を頂いた時に心配な事がありました。

それは、セミナーの内容です。私の話の中では、仕事をさせても予算が通らない事や失注した事を理由にお金を払わない元請けの対処法など主催者に都合の悪い話も多く含まれていて大丈夫だろうか?心配していました。

従ってお問合せ頂いて直ぐ、セミナーのスライド等を送らせて頂き、この内容で大丈夫でしょうか?

お断りいただくならば、早い方が良いと考えていました。

部署の責任者の方から、内容確認しました、大丈夫ですよとお返事がありました。

又当日にも、弊社の社員もセミナーをお聞かせ頂きますが、下請けさんの経営支援や教育が目的ですので、元請けの悪口を本音でお聞かせ下さい。

心配事は杞憂であった訳です。

又自分の物差しで相手の反応を予想した事も反省点です。

大きな元請けが下請けに期待する事の1つとして

儲かって健全経営をして頂き、将来も事業パートナーとして共存共栄を図るための部署がある。

素晴らしい事だと思います。

又此処まで出来なくても、下請け先の経営の安定を願ってお仕事を依頼する気持ち大事だと思います。

こんな考え方を持っている会社が、老舗ゼネコンとして存続されている要因とも思えました。
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今月、名古屋の住宅会社が倒産しました。

年商30億位のテレビCMやラジオCMで知名度の高い会社でした。

前の会社の同僚も昔の話でしたがこの会社に転職した話も聞いておりました。

本日は住宅会社が倒産した場合に重要な意味を持つ

住宅完成保証制度の話です。

住宅完成保証制度とは、 業者の倒産等により工事が中断した場合に、発注者の負担を最小限に抑える為、保険を掛ける形で事業者が申込住宅保証機構が万一の場合に工事の中断や引継ぎに発生する工事費用や前払金の損失の一定額を保証金の形で支払われる精度です。

この制度に入っていないと、契約金等工事が始まる前や中間金等途中で支払うお金は、万一の場合には発注者のリスクになります。

住宅会社が倒産すれば、発注者も大変な損害が出る訳です。

現在は少なくなっている、建設会社の倒産ですが将来については不安があります。

それは、来年の消費増税実施された場合の反動による需要の落ちこみ、いつか現在の金融緩和政策が安部さんや黒田さんが変わって金融引き締めに変った場合に多くの会社が倒産するのでは?又建設業界では2020年以降の全体の需要の落ち込み更等数年先の不安が囁かれています。

そういった要因以外にも、将来の人口を考えれば業界全体として落ち込む事は必至です。

本日は、住宅購入者に知って欲しい情報のお知らせと

建設業界の社長さんに、会社の生き残りの為に今頑張って、強い会社作りをしないと残れない事を改めて考えて欲しい事でした。

頑張れ!建設業経営者!

お客様の社長から服部さん我社の借入金は幾ら位が妥当ですか?

借入金が気になるのですが

そんな相談を受けました。

何かの書籍には、借入可能額の目安として公式がありました。
(減価償却費+税引後利益)X10倍が借入金可能額の目安と書いてありました。

又建設業の所要運転資金(設備等長期の資金ではなく短期的な必要資金)
受取手形+完成工事未収金(売掛金)+未成工事支出金-支払手形+工事未払金(買掛金)+未成工事受入金=所要運転資金です。

又借入金総額が月商の3ヶ月迄は安全圏とか6ヶ月を超えるとイエローからレッドカードとか

別の見方では貸借対照表の総資産の内、有利子負債(借入金)が35%以内は安全圏、65%超の会社は危険水域等

沢山の資料が出てきますが、これらは全て目安であって、ケースバイケースで会社毎に又銀行事情にもよって変動します。

社長に申しげました、様々な指標から自社の数値の確認は必要ですが、それ以上に資金調達能力向上に努力される事が大事です。

決算書の数値や担保力だけの判断ではなく、事業性評価融資と言う、事業内容や成長可能性の評価で融資判断をされる事も出てくる訳です。

此処は社長が自らの言葉で自社の将来性や成長可能性をアピール出来たり、自社の数値の内容を熟知する事も重要になります。

その為には、事業計画の作成やPDCAを廻す経営の仕組み作りが大事です。

まずは事業計画の取組から始めましょうと申し上げました。
本日はお客様の話でも私の話でもありません。

学生時代からの友人の話です。

超零細企業の父親の会社に入り、中小企業のレベルまで会社を育て上げた2代目経営者です。

ここ数年業績が振るわず毎期赤字の決算です。

昨日電話で相談がありました。色々改善策等私なりにアドバイスしました。

ところが、後継者と思っていたご子息も東京でサラリーマン勤めで戻らない。

後継者がいない事もあり表題のヤル気の無さに繋がっています。

でも、隆盛期に内部留保や自身の資産が蓄えてあったので損益計算書は赤字でも債務超過になる訳ではありませんし、会社がつぶれる事も考え難いです。

本日自身の口から、服部君に話を聞いても、ヤル気が出てこない。と言われました。

年金と自身の資産の賃貸収入で老後の生活の目途もついたようです。

今度はそんな彼に会社をお客様付きでM&A等で売却出来ればする。

出来なければ傷が浅く負債を全部清算しても止めれる内に廃業した方が良いと話しました。

彼は永年経営してきた会社をたたむ事には躊躇しています、やはり愛着や寂しさのようなものがあると思います。

でも経営者はヤル気が無ければ終わりです。社員や取引先にも伝わります。

でもヤル気が無くても、他人に迷惑を掛けるので止められない。そんな経営者に比べれば幸せな老後を過ごせる彼は幸せ者で、先代の親父や、家族、取引先や従業員等に感謝の気持ちを持って下さい。

そんな会話で締めくくった休日の旧友との会話でした。






昨年出版させて頂いた、小さな建設業の脱!どんぶり勘定の読者プレゼントを実施させて頂きました。

内容は2つ有り、レポート集の提供と無料個別相談の実施です。

資料の無料提供は送付させて頂くだけですので手間もかかりません。
多くのお客様からご応募頂き嬉しい限りです。PRも出来て弊社としても有難い事です。

もう1つの無料個別相談については、多くは有りませんが、具体的に相談内容が書かれてリアルです。相談内容にお応えすべく資料の送付やお電話にて対応させて頂いております。

本日はその相談内容の話です。

全く同じような内容が複数全国からありましたので、タイトルの共通した悩みと致しました。

それは、会社を継ぐ事になっている読者の方が

経営についての知識が自分で考えても不足しているとおっしゃっています。

沢山のビジネス書籍を読んではいますが、勉強はそれ位しか出来ていない。

現在の社長のやり方では厳しくなる一方ですが、具体的な改善策が分らない。

原価管理の方法が今のやり方しか分らなく、具体的な改善策が見つからない等等です。

具体的な質問にはお答えできますが、実際に改善を実施しようとすれば、突き当たる壁が多く存在します。多くは現在のやり方を変える事に対して社内の賛成や協力者が得られない事です。

まずは、新社長の協力者を創る事が大事な事だと思います。

もう一つは私のような存在が必要だと思います。

外部の力を借りて、外圧を利用して改善を図る事が近道だと申し上げます。

私の身体が2つ3つあれば、お客様に満足頂ける結果が提供出来る自信はあるのですが、残念ながら、お問合せ先が遠方過ぎてご説明にも伺えませんし、ご契約頂いてもコンサル訪問が出来ません。

書籍を読んで問題提起や経営者に気付きを与えることには少なからず成功したようです。

しかし、書籍を読むだけでは儲かる会社になりません。実践する為のノウハウをご教示する為には、建設業原価、財務勉強会等の開催も考えたいと思いますが・・・・・・・

時間が足りません。弟子の育成や少しでも実践出来る簡単な方法を作る為には私自身のバージョンアップも必要です。

少しでも建設業のお役に立つ事が使命の私です。

更に精進したいと思います。











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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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