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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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タイトルにありますのは、私が専門工事業のお客様での専務と社員の会話の一部です。

ある大型の現場に入る協力業者の選定の時の会話です。

社員さんが○○工業がこの作業日程で入れますが、此処で良いでしょうか?

専務の返事が 
”あそこの会社は、年寄りと外人ばっかで大丈夫か?”
そんなお返事でした。

この例にもあるように、現場に入る外国人が多くみられるのも事実かと思います。又現場作業員だけではなく施工管理者にも年配の方が多くみられる会社が多くなってる気がします。

業界紙の記事ですが、高齢化が建設業界でも進み、1980年代に100万人いた大工さんが2010年には40万人2020年には21万人に激減する見込みだそうです。若者が就業しなくなっている事や工法の変化等もあるとは思いますが、数字を見ると将来大丈夫か?と思います。

又別の記事では、ベトナムからの訪日労働者が高い賃金の為か急増、日本への派遣会社も200社以上との事です。

大手ゼネコンは建設現場で機械の自動化やロボットの導入等を人手不足の解消策として本腰を入れているそうです。

確かに団塊の世代が引退時期になっても退職出来ず、高齢技術者の仕事はあって良い事ではありますが、身体が動かない、引退せざるを得ない状況が近い訳です。

中小建設業の社長さん、大手ゼネコンのようにダンプやブルドーザーの自動運転装置やロボットの導入等の投資も難しいのではないかと思います。
10年先20年先の工事部の陣容、メンバー構成等考えて、若い世代の技術者の育成を真剣に考えて下さい。
会社の未来永劫の存続の為に
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建設業において現場を取り仕切る社員さんの呼称について

現場代理人、現場監督、現場担当者、職長さん等の呼称について、どれも同じような意味で使われて公共工事の場合には、現場代理人については文字通り、会社の代表者の代理人として工事を取り仕切り、該当工事に対する請負人(会社代表者)に代わり意思表示(協議、承諾、通知、請求等)
の権限を授与された者。である事は承知していたが、その他の呼称は通称の呼び名のようです。

建設業法には、現場代理人は現場監督者ではないと記載されている。現場代理人が現場監督者の職務を兼ねる時は、労働安全衛生法の定めに従い、職長や作業主任者等有資格者を配置する。と記載がある。

つまり勘違いを私自身もしていたのですが、現場代理人は技術系の有資格者で無くても大丈夫のようです。勿論現場によっては施工管理技士の資格所持者や監理技術者証所持者の常駐が義務付けられている現場もある事は知っていましたが、当たり前のように現場代理人がそれらの資格者が就任していたので、勝手に思い込んでいました。

本日申し上げたい事は、私だけかも知れませんが、通常の実態からの思い込みは他の事でもあり得る事で、キチンとセミナーや文章で表現する時に間違いのないようにしないといけないと言う反省の事と

もう一つは、呼び名がどうであれ、現場監督も現場担当者も現場を任された社員さんは、資格の有無にも関係無く、建設業法にある現場代理人の立場で施主様の対応、協力業者の手配、現場作業員の安全管理、更に工程管理、予算管理等沢山の仕事と重い責任を持って仕事をして頂く事が大事であると言う事です。

つまり会社を代表して工事現場を取り仕切る気概を持って頂ければ、つらい仕事で大変な仕事は良く理解していますが、建築物等出来上がった作品が自分の作品であると、将来子供にも語れる成果を誇れる遣り甲斐のある仕事であると思います。

現場を取り仕切る皆さん
そんな気持ちで仕事に臨んで頂ければ、現場の成果も会社の成果も上がる素晴らしいお仕事だと思います。


久しぶりに、町医者の紹介状を持参して大きな病院に通院した。

その病院には
①病院理念
②患者さんへの約束
③職員の行動規範
④患者さんの権利と責務
4つの事が大きく掲示されていた。

気のせいか看護師さん職員さんそしてドクター迄親切で丁寧にお話されたり、分らない事の説明も親切に教えて頂いた。

医療従事者と患者さんはお互いに敬い共同で良好な協力関係パートナーシップを築く
と書いてあった。

これらの事を掲示する事で職員の意識も変わると思う。本当に大きな病気になったらこの病院にお世話になりたいそんな気持ちにさせてくれた病院です。

話は変りますが、建設業の会社にも経営理念や目標が額縁に掲示されている会社も見受けられます。

又安全の方針であったり、今月の安全目標等も掲示されていたり社員相互に発表されたりしている会社もある訳です。

これらの事を病院に倣い、現場に掲示したりお客様が来社される展示場等に掲示されて外部の方にみられる事で自らを奮い立たせる効果があるのではと思います。


今日は個人的な話です。

私が永い間、通わせて頂いたサウナ風呂が7月末で閉店になります。

このサウナでは、毎年夏と冬に、有効期限3年間の回数券を販売していました(昨年から有効期限が2年に変った)

社員やマッサージ嬢等もノルマがあったようで、売込が激しかった事や10枚で1万円で休日等の入場券として1枚使用すれば割安な事、又飲食等の支払にも千円の商品券として使用する事が出来た為常連客にとっては買い溜めしていた方も多くいると思う。

ところが、5月に行った時(3月に行った時はお知らせ等アクションが無かった)マッサージの時に7月末の閉店が告げられた。

言われてみて捜したら、お店の入り口には気が付かない程のA4、1枚の紙に、老眼では読めない位小さな字で閉店のお知らせが書いてありました。

この会社の経営的な事情は分りませんが2016年の12月にも沢山販売しておいて、未使用の回数券の払い戻しの話も有りません。又お店に行かなかったら、金券が紙くずになってしまう所です。早速6月には、友人も同行して、エステやマッサージ、飲食等で沢山消費してきました。

個人的な話はこんな事ですが、前からこの商法はタイトルの将来利益の確保でキャッシュの増加に繋がる上手い商売だと思っていました。

つまり販売時は、当然現金が増えます。千冊(一万枚)売れれば1千万のキャッシュが増えます。会計的には前受金(流動負債です)利息はタダ、しかも将来の売上や利益に繋がる訳です。

使用された時に、前受金が売上に変ります。売上に変った時に入場だけでなく付随した売上が増え当然利益も増えます(売った時点で会社のメリット大)

個人的に気になるのは、未使用の金券の処理です。当然会社が清算になれば雑収入と思います。
でも使えなかった金券の所有者(個人は)は買った時に費用の発生です。だから雑損失も存在しない。(法人購入の場合、会計的に正しく処理は未使用分は在庫のような考え方かもしれないが殆ど費用の処理)

もう一つは、払い戻しの記載が無い(払い戻し無し)の場合個人的な損害が発生するが、誰か文句をいって払い戻し受けれるようになるのか?興味のある所です。

本題に戻ると建設業でもこの考え方は重要です。勿論住宅や、リフォーム等の会社はお施主様との契約時に契約金や工期によっては中間金等を頂きますが、

特に創業したばかりで資金の乏しい会社や、銀行融資が多く資金繰りが厳しい会社等は当たり前ではあるが、下請施工の工事でも、元請先に貪欲に交渉する価値はあると思う。

銀行から借入が出来ず厳しい会社の社長さん、この考え方を少し頭の隅において契約時に有利な交渉が出来るように頑張りましょう!




東京都知事のお金に関係する話がニュースになっています。

その中で正月の家族旅行の費用が自費では無く問題になっているようですが

大昔の話ですが、ある会社の税務調査の時に同じように、家族旅行を会社の接待費に計上していた会社を思い出しました。

その社長の言い訳が今回の都知事の言い訳と同じく旅行先で関係者(妻や子供)で経営の会議を実施と言っていました。

全く同じ事だと思います。

問題は税金から支払される公金の使用なのか

株主も同じ中小企業の会社の金かの違いです。会社の場合は交際費が経費とならず、会社の所得が増えて税金の支払が追加、更に社長個人の役員賞与とされて個人の所得税等も増える。

つまり拙い事をすれば会社と個人と2重に税金が掛かる訳です。
でも社員が勝手に同じ事をすれば、横領になるのでは?

都知事の場合は処理の間違いで返金すれば済むのでしょうか?
公金の観点から、やはり社員と同じく横領罪の話ではないかと思う。

でも個人事業主や中小企業の社長さんは、多いか少ないかは別にして、殆どの方が会社の金を個人的な支出に費やしている実態があります。

此処で言いたい事は、会社の金を個人的に使う事の是非を申し上げたいのではなく、会社の金も自分の金も責任をとるのは自分と言う考え方から、税務署にばれなければOKの考えに賛同ですが世の社長に申し上げたい事は三つです。

一つは言っている事とやっている事の矛盾が無いように、会社の金を私事に使用する社長は、余り声を大きくして、経営理念等に社員の幸せや分配が一番等と言わない方が良いと思う。

二つ目は赤字でもこの考えが抜けきらない社長がいる事、経費節減等社員を含めた関係者に痛い思いをさせておいて自分に甘い社長、自分の力量や努力が足りないから赤字になっている訳だから、会社が厳しい時は真っ先に自分の経費を削る覚悟が必要

そして最後に自分の給料から支払うべき経費を会社の経費している事が出来る事に感謝の気持ちを持ち、いざ会社がピンチの時に自分が出せるお金の蓄積に努める事。
そうすれば自分の為に会社が支払った経費が何時か会社の為に自分が出せるお金に替えて自分が負担する。
そのお金が多くあれば会社は潰れない。

中小企業の社長様、どんどん儲けて会社のお金を使うときは三つの考えを思い出して頂ければ幸いです。




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服部 正雄
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男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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