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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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『教わる』と『教える』の違いを著名な先生のブログで学んだ。

初めての方に仕事を『教わる』のと『教える』とはレベルが違うそうです。

教わる、は自発的だから沢山習得出来ます。

勉強会等で教えてもらっているのは能動的だから身につきません。

教わる⇒人のやっている事を盗む(先生のスキルを盗む)

お客様とのやり取りで実感する事が出来た例ですが、年商6億円位のA社の経理事務員さんは40代のパートさんです。経理の事は多少分ってみえたのですが、建設業の経理は初めてです。

私にどんどん質問をしてきます。又納得する迄何度も聞いてきます。私のコンサル期間が過ぎたら全て自分で理解してやろうと言う姿勢が感じられ教えがいのある方です。

丁度9か月が過ぎましたが、残り3ヶ月で服部式の工事毎の粗利益と固定的な原価の中身を理解して会計の売上総利益と一致するレベルに達しようとしています。素晴らしいやる気です。

多くのお客様の担当の方も不真面目でやらない方はいませんが、能動的で難しい事は私任せになりがちです。

私自身にも課題が見えてきました。

今後このような短期間で習得をする方を如何に多く育てるか?

又自分自身もセミナー等受講した時に、講師の先生からスキルを盗んで自分の身に付ける機会を多くするようにしたいと思います。





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ある税理士法人主催のセミナーをさせて頂いた時のお話です。

セミナーに参加頂いたお客様の中に、60代の方がお見えで建設会社の社長さんかと思っていました。

終了後の懇親会で、私の隣にお座りになって、ご自分のお仕事の話をされた。

聞くとその方は大手企業を定年後、自分の仕事の経験を活かし起業されたばかりで、私の仕事の内容もご存知で、私のお客様をご紹介して欲しい。そんな申し入れでした。

お話をお聞きすると、自分のお仕事の内容を熱心にご説明して頂き、兎に角中小建設業のお客様を紹介して頂きたいと延々とお話をされた。

途中で気がついたのですが、8年前起業した時の自分を鏡で見ているようでした。自分の話を一生懸命に話して、相手の状況等お構いなし、相手にしゃべらせない位一生懸命さは伝わりました。

私がお話させて頂いたのは、

①貴方のサービスは建設会社(お客様)にとって何のメリットを与える事が出来るか
②貴方が他の方に負けない売りな何か
③失礼だが持参された資料では、どんな事にお困りの方に必要なのか分らない
④基本は誰に、何を、どのように、幾らくらいで売りのか?整理されてそれが伝わる資料なりパンフレットなりご準備下さい。

今日会ったばかりの、貴方の事をよく知らない私が応援したいと思っても、大事なお客様を紹介出来ますか?

まずは創業塾等でご自分の事業計画を勉強する所からご準備頂かなくては、貴方の事業が上手くいくとは思えません。厳しい話で恐縮ですが、売りとなる部分や資料を整理されて又ご連絡下さい。とお話させて頂いた。

それから連絡はありませんが、本当に起業したばかりの時の自分を鏡で見ているような感覚がよみがえってきました。

資料を揃えて又連絡してくる位の方でしたら良いのですが・・・・・・・



ある地方銀行の若い銀行員のお話です。

自動車の購入予定はありませんか?

新規の取引先に訪問時パンフレットでPR、それは名古屋市がハイブリッド車を購入する時の融資金と利息の全額補助を受けられる資料でした。

数ヵ月後、車の購入を検討される事になったこの会社の社長から思い出したように資料と名刺がしまってあった机の引き出しから出てきた。

この社長から資料を基に若い銀行員の銀行に電話された。

この銀行員は新規融資先の獲得となったようだが、聞いてみるとハイブリッド自動車の購入時に融資と全額利息補助の名古屋市環境保全設備資金制度を利用された訳です。

従来の取引銀行では案内もなければ聞いても良く分らない。

つまり余り知られていない制度かもしれないが、いち早く制度の勉強をしてお客様に届け新規顧客の開拓に繋げ実績を作ったこの銀行員に拍手!

この姿勢を見習い、知っている情報をお客様に提供、お客様のメリットに繋げる姿勢見習うべきと自分も感じた訳です。

又車の営業マンも見習って、見込み顧客にこんな制度がありますとご案内出来れば成約率も上がるのではと思います。

自分に置換え反省点も感じた、お話でした。

ある社員20名位の中小建設業の社長が日報の提出を社員に求めても毎日提出する社員は僅かしかいないと嘆いてみえました。

私はいつもながらのお節介で社長に言いました。

会社の決まりを守らない、出せない社員が悪いと言うのはとても簡単な話です。でも出させる責任は上司である社長の責任と言う所を感じて頂き、どうしたら出すかを考えられては?

①何故日報が必要なのか?
ここを最初に説明して、理解させないと日報を書く仕事が増えたと、やらされ感と義務感で本当に欲しい情報は得られないのでは?まず目的を理解させる事です。

②どんな形が良いか?
つまり書いて欲しい内容を明確に(ひな形、書式等)すれば、内容も統一して(現場名・時間・作業内容・問題点・気付いた事・お客様の指摘事項・今後に残した事・・・)
目的を達成する為に必要です。

③納期を決める(翌日の昼迄に社長に提出等決める)
忙しくなると書く時間がないといって提出されなくなる例が多い。それがズルズルと最初は出ていても、出なくなる要因に、習慣付けをする。

④コメントを返す!
出させただけに終わらない、赤ペンで自らのコメントや対処のアドバイス等、気になった事は自ら声を掛け細かい内容を話し合う努力が必要。

⑤褒める事を忘れない!
きちんと提出して、事前に現場の問題点等クレームを防ぐ事が出来た時等は必ず朝礼等で褒める事を忘れない。

提出できない社員を責めるばかりで無く、自らもどうすればきちんと守れるか?悩み、努力する事が重要だと思います。この事は日報だけの話では無く、全てに言えると思う。

何故なら部下のある方全員に言える事ですが、『部下育成責任』がある事を忘れてはいけません。



建設業の許可業種区分は現在28業種に分かれていますが、この度平成28年を目途に『解体工事業』が新設される事になりました。

少し建設業の許可に触れますが、建築一式工事以外については、税込請負金額500万未満の工事以外は許可が必要になります。

許可は知事許可と国土交通大臣許可の2種類、そして区分は一般と特定があります。二つ以上の都道府県に跨り営業所を設けて建設業を営む為には大臣許可が必要です。又元請工事で1件の建設工事で下請に出す工事代金が税込3000万以上(建築一式は4500万以上)は特定建設業の許可が必要です。当然要件のハードルは高いです。

業界では知事許可の一般建設業が90%以上の中小企業となります。

本題の解体工事業は従来は『とび・土工工事業』の資格が必要でした。今回分離独立する背景には高度成長期に建築された建物が多い事や空き家対策で解体工事業のニーズが高くなっている事等が考えられます。

又解体工事は環境への配慮や安全災害対策等課題もあります。専門知識を磨き適切な施工管理の実施を社会から求められていると思います。

私のお客様でも解体工事業のお客様、トビ・土工工事業の基礎工事のお客様もみえます。しっかりと情報をお届けして、ビジネスチャンスを活かすようにお勧めします。

又安全対策・近隣対策等社会からの要請に応える企業に成長して頂く為に原価管理・財務管理だけではなく安全、マナー等現場のレベルアップにも貢献して行きたいと思っています。


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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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