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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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年商6億位の土木、建築共施工するクライアントでの決算時の調整打合せの話です。税理士さんから決算時に未成工事支出金に加算する間接配賦額の計算式の説明があってびっくり!した報告です。

材料仕入、外注費、社内労務費以外の経費の率(10%)を、未成工事支出金の残高X10%(経費率)=配賦金
と計算された。前期の未成工事支出金の残高が4,000万(配賦額400万)今期の未成工事が多く支出金の残が2億円(配賦金2,000万)つまり差額の1,600万が未成工事支出金に加算され(つまり原価が下がる為)粗利益が上がる。

計算式の乱暴さにびっくり!した。目的は工事原価の支出の内全部が今期の経費ではなく、ケース毎によるが、一定額は未成工事にも含まれるであろうと推定する一定の計算した額を今期の経費ではなく仕掛工事に加算しなさいと言うことで、税理士さん、会社ごとに異なった計算をされている。(計上の無い会社もあるが、本来税務署的にはまずい)

でも最終的に本来の利益から1,600万も変わってしまう事は疑問です。(逆に来期未成工事支出金が4,000万になれば、決算調整で1,600万の原価が加算される訳ですごい変動要因を持つ事になる)

継続性の原則もあるので、変更出来るかどうかは分らないが、来期迄には社長に良く理解して頂き本来の実態に合った方法を考えたいと思う。(税務的リスクも考え)
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HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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