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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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年商5億円位の住宅工務店様での出来事。

税理士さんの試算表の粗利益高と当社の原価プロの粗利益高が6カ月経過した時点で数百万円の違いが分った。以前は数万円の誤差だったので、気にしていなかったが、今回は金額も大きく納得出来ないので、会計ソフトの原価関係の課目の元帳をお願いした。

会計事務所の担当者から嫌味を言われたが、元帳を頂きチェツクする事が出来て原因が判明した。

①会計事務所の入力ミス、同じ取引先でもある月は原価、ある月は販売管理費に処理されていた。
②内容の解釈の理解がされておらず、会計事務所の判断で誤りがあった。例えば〇〇建設協会から企業の信用情報の冊子が名前で原価に判断されたような例が多数あった。
(販売の為の費用か工事を施工する為の費用か解釈に疑問を持って会社に確認してほしい)

以上のような例で、最終利益は同じでも粗利益高(売上総利益)が誤っている訳で、今回は指摘分を修正頂ければ正しくなるが、根本の解決はしない。

会計事務所の担当者に粗利益、営業利益、経常利益の意味の重大さを理解してほしい(税額は同じでも経営管理、経営分析的に大きな意味がある)

又会社側も会計事務所任せから脱皮して、少し経理の分る方が自計化して、会社の経理力をアップする事が望ましいし、会計事務所側も記帳代行の仕事が減るのは困るかも知れないが、顧問先のレベルアップの観点から自計化のご指導が進めばいいと思っています。
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4月決算のお客様が2社あり両社共ご契約後1年半経過したお客様です。
手前みそですが、脱どんぶり勘定!が出来、計数管理、目標管理の成果で増収増益になり役割責任を果たし充実感イッパイです。

でも2社の決算書を比べてみると、同じ課目名、同じ内容でも、A社では役員借入金が流動負債、B社では固定負債で処理。内容は会社の資金繰りが詰まった時に代表者から借入して、返済がしていない同じ条件です。
又A社では保証協会の保証料、パソコンの管理ソフトが繰延資産で処理(違う!)B社では同じく長期前払費用(投資等)、無形固定資産で処理。と大きく違う他にも保険積立金がA社は当座資産、B社は投資等、違いがまだまだ多くあるが、

言える事は
①中小建設業の決算書の財務分析は基が税理士さんによってバラバラな為正確性や指標にあてはめるのは疑問
②経営者は良い税理士さんかどうか、見抜く力が経営者に必要(会社で分る人がいない、税理士さんが最悪、経営迄税理士さんに相談のパターンは最悪です)

ランチェスターで有名な河辺先生の著者に、社長さん!税理士の言うとおりにしていたら、会社つぶれますよ!という名著があるが、全く同感です。多くの中小経営者は参考にして自らが経営について考えてほしい。大手公認会計士の先生のセミナーで聞いた話ですが、財務諸表が分り、経営アドバイスが出来る税理士は30%しかいないとの先生のお話実感として感じています。

中小建設業の社長!経営を学びましょう!それが社長の仕事だから。
30%の優秀な税理士先生には大変失礼な内容、お赦し下さい。又優秀な経営者が増え、税理士の選別が自由に出来る社会になれば、先生方のビジネスチャンスも大きく拡がると思います。
お客様の税務調査で常用の大工さんの経費処理(外注費)にて課税仕入の処理をしていた会社で消費税の修正が発生した。

会社としては社員でないので、外注費として処理(支払い総額から仮払消費税が発生)私も1社専属の仕事をしている、社員と同様に動いている。1日当たりの日当計算、賞与迄支払われている等、以前に税理士さんに確認した方がいいですよ。と申し上げてはいましたが・・・・・・・

皆様の会社でも同様な事例が多くあると思います。尊敬する税理士の先生の資料に、外注費として認められるポイントについて記入があったので、紹介します。

・職人が、他の建設業の仕事を請け負っていいる
・職人が、自己の判断と責任で業務を行っている
・仕事に必要な材料や道具は職人が自前で用意している
・職人から請求書が発行されている
・報酬は職人自らが計算している
・建設会社の従業員同様の昇給や賞与がない

税理士さんが気をつける事項かもしれませんが、会社が正しく税理士さんに実態を説明して頂く必要があるかも知れません。税務調査で指摘される前に、いま一度ご確認下さい。

新規契約先の土木工事の年商3億円の会社様でのお話です。若い社長さんで非常に勉強熱心な方です。私への依頼は損益分岐点売上と元請先毎の粗利益が知りたいとの事でした。

最初にお邪魔して試算表は決算迄作成出来ていないと聞いていたので、取りあえずスタート月の前月迄、銀行預金、売掛金、工事未払金等を調査して個別工事原価の管理を始めるのですが、銀行預金の残は普通預金の記帳に合わせてOKですが、現金の残高をみてびっくりです。

なんと現金が250万円マイナスになっている訳です。いつもどうされていますか?と経理担当の奥様にお尋ねしたところ、税理士さんが、決算で代表者借入金に振り替えているそうです。

こんな状況で、経営改善は出来無い事をこの社長は分って依頼してくれたと思い、基礎の整備からスタートするやりがいの有るお客様を獲得出来たと喜びたい。

前回の売掛金のマイナス先と合わせて、経営者がこんな状況では、会社が継続出来ないとご理解頂いたのか、新しいお客様は土壌改良からのスタート先が続いた。
新しくご契約頂いた、住宅、商業施設などの新築とリフォームを手掛ける年商4億円の会社での出来事、原価プロスタートする際に期首の売掛金の登録を入力する資料(販売管理のソフトから出力)

30件位の一覧表の数字から拝見すると、5件程が売掛金のマイナスになっていました。1件毎に確認しますと、請求書の発行が無で入金を頂き入金入力だけしていた為、マイナスになっている先3件、過入金を頂き未処理の為マイナス表示な先2件(但し1件は6年前から)

修正入力等をして正しい売掛金を調査したら、約7百万円が過小な売掛金で試算表が組まれていた。社長にその分が実売上から少なく売上計上されています。(つまり利益が少なく計算される)と説明

理解をして頂きましたが、経理事務の管理、税理士さん任せでは駄目で社内で内容を把握してきちんと毎月残高を確認して頂く体制が必要と思うとお話(だから御社に依頼して今回お世話になる事にしたとの答え)

正解であると思うが、それ以前の管理のような気もするが、まあ頑張って1年後には問題の無い会社に育てるやりがいの有る仕事を頂けた事に感謝!
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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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