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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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お客様の社長の話。経営動向の変化として、KKDDHの頭文字をとった話を聞いた。

いままで    K=経験 K=勘   D=度胸  D=どんぶり勘定 H=はったり
これから    K=計画 K=行動  D=データ D=ディベート      H=ハート

まさに我が意を得たりの気持ちで話を聞いた。経験と勘はあてにならない。どんぶり勘定では経営出来ない。

儲かっている会社は必ず経営計画があり、データで売上や利益を分析して戦略を立てる。会社の前進の為なら上司とも議論して、建設業はサービス業としてココロを大事に思いやりの気持ちで仕事をする。

いつもお話している事ばかりで大変嬉しい思いで聞いた。

バブルの頃は良かったと20年以上前の経営状況を自慢して今は世の中が変わった世の中が悪いとお嘆きの経営者の皆さん、新しいKKDDHで早く経営感覚を刷新しないと今に大変な事になりますよ!
 
 

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お客様社長と打ち合わせ中に、下請け業者の個人事業主の親方が挨拶にみえた。
内容は定年の年齢を超えてお仕事をさせて頂いておりましたが、この夏の厳しさもあり体力の限界を感じましたので、この度廃業をさせて頂く事になりました。との事。

その時の元請会社の社長の一言
“廃業できる人はいいなぁ!”

倒産せずに廃業できると言う事は負債全て支払うだけの資産が有ると言う事。

負債は全て正味(代表者の借入以外)である。それを払えるだけの資産は預金等の正味財産(在庫や固定資産等他の財産は二束三文の可能性大)と純資本の残高が残っていないと廃業できない。プラス出来るのは社長の個人資産からお金が捻出できれば可能ではあるが・・・・

廃業するかどうかは別にしていつでもやめれる財務状態にあるかどうか検証してみては如何でしょうか?
(ここでも社長がお金を持っているか?が大事になります)
原価プロ導入1年半が経過した専門工事業の会社様で、決算が終了。

社長に今期の目標について、売上目標だけでなく、前期1年間の結果で、固定費の額の把握、部門別、顧客別の売上と粗利益、粗利益率の表を見せて御説明した。

目標とする営業利益+固定費=お客様別の粗利益合計。
粗利益合計からお客様別の粗利益率(10%から25%お客様によってばらつきが多くある)を掛けて考えて頂く様に御説明。

こつは社長一人でなく、幹部社員の方を交えてお客様毎の粗利益率と売上目標の部分を強く意識して下さい。
みんなの目標と言う意識が今後の達成感に繋がり、出来ない時もみんなで苦しむチーム作りの一助になる。
(低い目標では最初から赤字になり、固定費の見直しに戻る。固定費は社長が下げるのではなく、みんなの合意で下げる、固定費を下げたくなければ、粗利益率のアップに意識を持たせる又は受注高のアップを目指す。)こんな狙いもある。

コラムで見た野球のイチロー選手の言葉を紹介します。
『そりゃ、僕だって、勉強や野球の練習は嫌いですよ。誰だってそうじゃないですか。つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。でも、僕は子供のころから、目標を持って努力するのが好きなんです。だってその努力が結果として出たら嬉しいじゃないですか。』

1週間後に完成予定のこの会社の来期目標数字楽しみです。


年商5億円の注文住宅の会社での話。
担当者の原価会議で、追加工事の受注の重要性を話した。

売上粗利益を伸ばす為、現場で出来る営業活動について
①追加工事の受注
②現場近隣からの営業情報の収集
③職人さんからの営業情報の収集
現場で施工管理業務をしながら出来る事。特に追加工事の受注は会社の業績に大きく貢献出来る。お客様の要望をよくお聴きして、良い提案を素早く出す。良い仕事(お客様に喜ばれる仕事)で売上粗利益を伸ばす。

追加工事の大きなメリット
①追加工事は競合先が無い(独占契約)
②追加工事は担当者の手間以外経費がかからない。(売上ー原価=粗利益=最終利益)の為会社の営業利益に直結する。

このメリットを良く理解して頂ければ、新規受注の厳しい中会社に大きく担当者も技術営業を目標を持って推進するよう話をした。

飛び込み訪問先の年商10億円位の住宅会社(多角経営で4つの関連会社がある)番頭タイプの専務さんが面談して頂けた。残念ながら原価管理、財務管理は出来ているようで私の出番はなさそうだが、専務さんの話の中で関連会社でコンサルの実績で、業績が上がった話を伺った。

自社の事を外部の目から見て、改善したいポイントの発掘、自社での問題点の相談、自社の役員の話よりも、外部の先生の話の方が、社員が良く理解し改善が図れる。経費がかかってもそれ以上の成果が上がれば、会社として良い事とのお話。

住宅の売上を上げるコンサルタントは知らない?質問に対して友人の営業コンサルタントを紹介。今回成立するかどうかは別として、アンテナを張り巡らせ、情報の収集、自社に合うかどうかの選択、導入の投資額の判定、導入成果の検証、自社を外部の目で知ろうとする努力等の経営者としての責任感

こんな経営者を増やす事が、業界の底上げになり、勉強努力する経営者が勝ち残るのではないかと思う。
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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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