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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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顧問先に新しく入社された、経理担当との会話です。

請求高100万に対して70万の振込残金は相殺の処理になっていた。

私は30万の相殺処理は何の分ですか?と問い合わせ

担当者は社長が相殺とおっしゃったので、相殺です。と答えた。

社長は経理の事が分らずに相殺と言って見える事は分っていた為、何の相殺か、社長に確認頂き、分らなければ先方に確認願います。

問題点として、

①詳しい意味が理解されずに指示を出す事の危うさ(他の事でも多く見られる)

②担当者が本質を理解しようとしないと、不明のまま、危うい処理で進んでしまう。

私はその担当者に相殺の内容によっては、処理が全く違う事をご説明

①相手から買掛金等が有りその支払い分を入金予定の売掛金と相殺する場合

②売掛先の相手から、職人の応援や材料の支給を受けた為その経費を入金予定の売掛金から控除された場合

③請求金額(売掛金)を値引された場合(値引と相殺の区別の違い)

担当者にご説明、今回は相殺の内容が、3つが考えられますが其々請求額と入金額の差額を相殺と口では言われるがどれなのか理解頂きご説明させて頂いた3つのパターンで処理願います。と仕訳と原価処理、入金処理両面から丁寧にご説明。

理解されたかどうか?次回の相殺発生時が楽しみです。
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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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