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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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お客様の年商8億円の建設業の会社様のお話です。

会計事務所の職員さんからお客様の事務担当に、4月の入金、支払を銀行帳や手形帳に5%か8%か記入して下さい。との依頼

この会社では自計化出来ておらず、会計事務所で記帳代行の形をとっています。又銀行帳等から分らない相殺等の処理も従来置き去りにされていました。私の方で、相殺内容を毎月メモしてお渡し売上等を正しく工事別と照合しています。

お客様の中でも入金時や支払時に売上、仕入等を仕訳されている会社様も中にはありますが、3月末の売掛内訳等で5%と8%の区別を出来るような資料を提出してお願い、又経過措置適用等イレギャラーな工事はお知らせして対応させて頂いていますが、この会計事務所の職員さんに3月と4月の資料を参照してお願いします。他のお客様の会計事務所さんではこの形でお願いしています。・・・・とお伝えしましたが、やはり会社の事務担当に銀行帳に5%か8%か記入して下さい。
と依頼しているようです。5%の請求分の入金が何時まで続くのか分りませんが続く限り記入が必要?

よくお聞きすると、顧問料はそこそこなのに、会社に訪問して帳票の確認等は1度もない様です。

勿論会社で自計化出来、経理の分る方が見えて、経理力のアップが経営向上の鍵と何時も申し上げているのですが・・・・

経理力の不足している会社+不親切な指導等無い会計事務所=会計・経営への不安・不信に繋がると思います。

1日も早く経理力のアップを図り経営向上を目指して頂きたいと心より思っています。
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お取引頂いてから3年目の土木工事のお客様のお話です。

前年迄は大型物件の赤字工事も度々みられて、赤字工事のマイナス金額を合せると約5千万ありました。

赤字をなくしたら最低5千万は粗利益が上がる。

そんな話を前期の決算説明会で話しておりました。

工事部長も今期の目標は赤字工事撲滅!

そんな目標を担当者に熱く語る場面も見ていますが、皆さんが毎月支払チェツク後、現状迄の支出額の確認と工事台帳の明細の確認を取組んで頂いた成果が上がりました。

結果今期は赤字工事がなくなり本当に5千万超の増益に繋がりました。

13%⇒20%に平均利益率もアップしました。

私としてはまだまだ実行予算等も完全に作成されていませんので、利益の伸びしろはあると思っていますが、利益が見える事で少し工事担当者の数字への利益意識が変り大幅増益に結び付いたと思っています。

大事な事は売上アップより、粗利益アップです。
顧問先に新しく入社された、経理担当との会話です。

請求高100万に対して70万の振込残金は相殺の処理になっていた。

私は30万の相殺処理は何の分ですか?と問い合わせ

担当者は社長が相殺とおっしゃったので、相殺です。と答えた。

社長は経理の事が分らずに相殺と言って見える事は分っていた為、何の相殺か、社長に確認頂き、分らなければ先方に確認願います。

問題点として、

①詳しい意味が理解されずに指示を出す事の危うさ(他の事でも多く見られる)

②担当者が本質を理解しようとしないと、不明のまま、危うい処理で進んでしまう。

私はその担当者に相殺の内容によっては、処理が全く違う事をご説明

①相手から買掛金等が有りその支払い分を入金予定の売掛金と相殺する場合

②売掛先の相手から、職人の応援や材料の支給を受けた為その経費を入金予定の売掛金から控除された場合

③請求金額(売掛金)を値引された場合(値引と相殺の区別の違い)

担当者にご説明、今回は相殺の内容が、3つが考えられますが其々請求額と入金額の差額を相殺と口では言われるがどれなのか理解頂きご説明させて頂いた3つのパターンで処理願います。と仕訳と原価処理、入金処理両面から丁寧にご説明。

理解されたかどうか?次回の相殺発生時が楽しみです。
今期売上高30%アップ、経常利益はなんと10倍のお客様の話です。

売上は順調に年度計画通りに達成見込み、粗利益は見える化により赤字工事や利益の低い仕事を無くす目標を掲げて活動したら、大幅に粗利益のアップをした。

見える化の効果に我が意を得たりの気分です。

固定費は微増で上記10倍の経常利益となった。

結果的にお手伝い出来た事、お役に立てた事、感謝の言葉を頂いた事で私的には満足ですが、

社長の行動力、営業力の凄さがこの会社の大きな武器です。

結果社長が大変忙しく、節税対策、先行投資の話等有効な決算対策等の打合せ時間の確保もままならず。

私としては、社長の仕事が出来ていない事がこの会社の欠点と申し上げにくい事を申し上げた訳ですが、大変難しい事ですが、社長の代わりが務まる位の人材をどう育てるか?

この会社の今後更なる成長を遂げるためには、大きな課題です。
中小建設業特に規模の小さい会社では現金の管理が不十分です。

年商5億円専門工事のA社では、現金出納帳もなく、現金保管の銭箱もありません。
小口現金の支払等は全て経理担当の奥様の財布から支出、まとまった支出がある時は銀行から引出されて現金勘定に振替、領収書等はビニール袋に入れて、税理士さんに記帳代行して頂き、先生は領収書を見て、内容を判断したり予測したりして、1~2ヶ月後に会計ソフトに入力

ある時100万単位の支出が通帳から引出されていたが、領収書も無く記憶も無く、何の支出か不明?

結局社長借入の返済と言う事で処理されました。

この会社の場合は売上代金が現金で入る事は余りないので、入金の忘れ(売上除外)になる事はありませんが
リフォーム業のように、ユーザー様から直接売上の代金がその場で現金入金等のある会社では、入金処理、売上処理等もあいまいな会社も見受けられますが大問題です。

結局何が言いたいかと言うと、現金出納帳等は毎日記帳(入力)週に1回位は金種票を作成して、実際有高と照合してきちんとした管理をしないと

奥様以外の社員等に仕事が引継げない事。
記帳ミスも含めて本来の内容と違った処理になり、経費であっても経費にならない(逆もあるが)

つまり正しい会計処理が出来ない会社になりそして重要な事は会社が現金にだらしないと言う事は使い込み等不心得な社員を作ってしまう原因にもなります。

中小建設業の社長さん、経理の管理、現金の管理する体制作り重要な事ですよ!

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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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