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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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3月決算の年商6億円の建設会社へ訪問中の出来事です。

私は同席した訳ではありませんが、社長から後でお話しをお聞きしました。

メインの銀行担当者から
「社長、決算書の売掛金明細に前々期と同じ社名で、同じ金額の会社が10社程見受けられますが?」
と質問され社長は
「集金できるところもあるが、売掛金を落とすと赤字になるので、残してある」
そんな答えをしたそうです。
びっくりして税理士事務所の担当職員に問い合わせました。職員の話として
「先生から全て明細内訳を記入するように言われていましたので全部書いています」
私は
「延滞売掛金のご説明は明細書を渡した時ご説明させて頂いておりますけど」
担当職員
「でも先生の指示で・・・・・・・・・」

「内訳書はその他何件で記入して頂かないと、銀行から不良債権が落としていない事がばれてしまいました」
さすがに理解されたのか担当職員は
「次回から先生にお話してそのようにさせて頂きます」

売掛債権を貸倒や値引き処理にすると、この会社の様に赤字になったりするので、落とせない会社や、何年も売掛金の残高確認や催促、再請求等をしていない管理の悪い会社も見受けられます。

決算書の内訳書もよく確認して頂かないと、税理士任せはこんな落とし穴もあります。

笑えない本当にあった話です。


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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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