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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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親を大切にする気持ちを持つ事と会社経営の関係

親を大切にする、親に対する感謝の気持ち等のある経営者と無い経営者、どちらが業績に良い影響が出るか?

今日はそんな話です。特に二代目、三代目の経営者は生まれた時から会社を引き継ぐ事が当たり前の事であった方も見えると思う。

でも自分で起業された経営者は当初から、得意先の確保、仕入れ先の確保、信用力の無さ等大変な苦労の末会社を軌道に乗せた訳です。

二代目の場合それが手に入れた状況で事業を引き継ぐ事が出来る。勿論負の面も引継ぐので良い事ばかりではない事も分ります。

特に自分の思いで会社を引き継ぎたいと考えた経営者は、少なくとも親に対して感謝の気持ちを持つ事が出来れば、それが古参社員に対する感謝の気持ちに繋がり、社員さんや会社、取引先を大切に思う気持ちに繋がると思う。

そうすれば、相手も頼りない二代目を少し色眼鏡で見ていた気持ちも変わってくるのではと思うし社員さんの会社に対する忠誠心や帰属意識にもプラス効果が大きいと思う。

少なくとも大塚家具のような事は起きないと思う。

ある書籍に有りましたが、親孝行には3段階があるそうです。

第一段階は、ご両親にプレゼント等で自分のお金を使う事。

第2段階は、直接、肩を揉む、旅行に連れて行く。要は自分の体や時間を使う事。

第3段階は、間接的に周囲の方から『いい息子さんを持ったものですね』『息子さんには大変お世話になっています』『良い後継者に恵まれ、会長や社員さんは幸せですね』等等
ご両親のもとに感謝や評判が他所から入ってくるように頑張る事だそうです。

二代目三代目の経営者の皆さん、親孝行の気持ちを持って仕事に打ち込みましょう!

そうすれば二代目のバカ息子が会社を潰したような事象は起きず、逆に次にバトンを渡す時にはもっともっと安定した経営基盤を築き上げた形で渡す事が出来るように頑張って下さい。




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いよいよ4月になり地方選挙の時期になりました。

お客様の公共工事主体の会社の出来事です。

総務の担当社員さんと工事部の社員さんの会話です。

総務『今度の日曜日夕方5時からお時間ありませんか?』
工事『何か用ですか?』
総務『○○議員の演説会に我が社から20名参加するように入場券が来てゴム印が押してあり、動員するように依頼されています』
工事『悪いけど、予定が入っていて参加出来ません』

会話を小耳にはさんだ、お節介な私は自ら20年前に苦労していた事を思い出し総務社員にアドバイス、大切な休日中々難しいですね、頼みにくい要件で集まりにくい要件である事は事実です。

私ならこう言いますよ!
『社長から○○さんに、休日で申し訳ないけど、お仕事の一環と思って今度の日曜日の夕方5時から我が社が大変お世話になっている○○議員さんの演説会にご参加頂けないかと言われております。』
我が社の協力姿勢やら、社長も壇上でご挨拶されるので、お顔を潰さないように満員にしたいと思っております。是非ご協力願えませんでしょうか?

お節介が有効か無効かは別にしていまだにこんな形の選挙運動が続いている事にも少しビックリです。

こんな形で動員しても投票行動には実を結びにくい事は数十年前から分っているはずですが・・・

でも地方選挙では、会社のプラスになる議員さんに当選して頂く事が会社の利益に結び付く、そう思う事で思想や信条とは別に仕事として取組んでいた昔を懐かしく思う会話でした。

ある新聞記事のコラムに麻生財務大臣の『守銭奴発言!』を読ませて頂いた。

利益を貯めてばかりで、社員給与の賃上げに動きが鈍い企業の事を指して言った言葉だそうです。

辞書には『金を貯め込む事ばかりに執心する、ケチな人』と書いてある。

確かに大手企業では、賃上げのニュースがよく報じられるし、実際賃上げが行われるのであろうと思う。

しかし中小企業の社長は社員に賃上げを実施したい気持ちが無い訳ではないが、悪くなった時に賃下げが容易に出来ない事又賃下げ自体が社会的に否定されている訳で、簡単に踏み切れない理由になっていると思う。

簡単に『儲かれば賃上げを』と麻生さんに言われたくない気持ちが強いと思う。

儲かれば年収アップの形で賞与を多くする、又決算賞与で対応する形を取っている、お客様も見られます。賞与ならば、悪い時は下げる事にも問題が無い訳です。

でも儲かっていない企業の社員はそこの恩恵にも与れない気の毒な方も多く見られます。

経営者は儲ける事で社員の年収アップを!どうしたら儲かるか?を集中して学ぶべきではと思う。

又社員も景気の恩恵に与かるだけでなく、自らのスキルアップを図り、自分の努力や仕事に対する熱意を示し社内で存在感を上げ自分で年収アップを勝ち取る気概を示せば結果も出てくると思う。
ハウスメーカの下請で専門工事を請け負っている年商7億円位の専門工事の会社さんの話です。

服部さん、元請から現場で下請さんの職人さんがタバコを吸っていたところを元請の監督さんに発見されて罰金として入金時に3万円値引きされました。処理はどうすれば良いのでしょうか?

そんな相談がありました。値引された金額はそのまま、当該の下請先に支払から差引いて支払うとの事でした。

処理はいろんな方法がありますが、値引の工事番号を作り3万円の売上減、そこから責任のある下請さんに3万円のマイナス発注を切り3万円の原価の減、これでプラスマイナスゼロになり記録も残り、本来の工事の利益率や粗利益額に影響なく後で分りやすいと指示しましたが

お金のプラスマイナスよりも、罰金を喰らった事実、現場のマナーが悪い会社のイメージが元請先に残り、お金以上にこの会社の損失は大きいと思います。

今回感じた事はこのハウスメーカーも3万円が問題では無く、本気度を見せた事。(本気にならなければ改善は難しい)そしてこの会社の社員教育及び下請先の教育も含めて大事であり、仕事のスキルと仕事に取組む姿勢両方を兼ね備えて初めて良い仕事をした事になる。

決まっている事や守らなければならない事を現場で徹底して出来る会社と、分っているが出来ない会社の差が出てくる

技術力やコスト力、プラスソフト面の充実の為にも作業者教育を本気で取組みましょう!



タイトルの言葉はお手伝いさせて頂いて3ヶ月が経過したお客様の社長さんの言葉です。

30代後半の個人創業を経て法人にして4年経過の社長です。住宅の新築やリフォーム等で年商2億位の小規模な会社さんですが、社長の意欲は満々で勉強会等に積極的に参加し事業計画等も自分で作り将来年商30億位を目標にされています。

私の以前からのお客様の会社(同業者)にシステムを見学に行ったり行動型の方でした。

理由が分ったと言われた事は、受注時の見込み利益と最終利益の比較がきちんと出来るお手伝いをしただけなのですが、今迄は最終利益の確認等は個別に原価管理も出来ていないから決算の合計の数値しか分らなかったからです。

問題は受注した時の見込み利益は積算をして当然頭に残っているのですが、実行予算の管理や業者さんとの値決め等きちんと出来ていない。つまり成り行きで支払をしていた結果の積み重ねが利益が予定額よりどんどん減ってくる訳です。

もう一つこの会社の特徴として、創業からの期間も短い事もあり、社長の人脈からの紹介受注の比率も高い為

紹介ゆえに追加工事等が発生しても追加のお金が請求出来なかったり、サービス工事が出てきたり等、目に見えない所でコストが多く掛かり赤字の工事や薄利の工事があった事が数字として突きつけられたのでなんで儲からんか?解った訳です。

分る所迄が第1ラウンドです。これをどう利益を出せる会社に変って頂けるか?やりがいのある第2ラウンドが始まります。

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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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