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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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最近社会保険事務所から社会保険の未加入について、確認されたお客様の中で2社あった。(結果としては2社とも未加入の社員はいたが、いわゆるセーフであった)

当然ながら元請けに出す安全書類や経営審査等で会社としては、社会保険に加入しているが、適用条件の社員全員が加入しているか?と言う事で全員が正しく加入しているとは限らない。

社員側からみても、主婦等で夫の健康保険の扶養でいたい。高齢社員等厚生年金の受給額が削られる、フリーターから転職した若い社員さんも、今更厚生年金を掛けても受給出来るか?手取りも減るし等社員側から入りたくない意思を示す方も少なからずみえます。

又会社側からみても、社会保険加入社員と非加入社員では20%強の人件費負担の増加も事実で、すぐ辞められて手続きが面倒等主力の社員さんだけが加入しているケースもみられる。

事の善し悪しは別として、加入していない事情はあるが、法律で加入条件が義務付けられている訳で、特に建設業は未加入が多いので、社会保険の調査があるようだ。

そこで、上記のような加入したくない社員には1日の労働時間を少なく、一般の4分の3にする事で加入要件から外れる。(雇用契約書と日報、タイムカード等から早く終業した形をとる)本当に6時間以内の就業時間なら問題なし。

本当の就業時間と違う場合には、良くない操作が必要ではあるが・・・・・・

社会保険に入りたくない社員には、こんな形を少なくとも説明しておく事が大事だと思う。

そうすれば、社会保険の調査等で強制加入となって、社員に不都合な状況が出てきても、会社に社員は文句を言えない訳です。

お陰さまでコンプライアンスには問題があるが、上手く調査をすり抜けた一例です。





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自分で事業を起業して10期法人化する前も合せて13年の若い経営者のお話です。

自らの営業才覚を売りにどんどん受注を伸ばし10期にして10億の売上を突破されました。営業力施工力は立派だが、経理力に弱みを感じられ私のお客様になって頂いた訳ですが

いつも私が感心する事があります。それは大変お忙しい方ですが、自分のお客様がお帰りになる時に、必ずお見送りされるのです。

勿論私が最初に営業訪問をさせて頂いた時も、お見送り頂き大変恐縮した事を覚えています。

例え銀行の若手担当者でも、協力会社の社員さんでも同様に接してお見送りされるのです。

素晴らしい心遣いだと思います。順調に業績が伸びている一つの要因ではないかと思います。

そういえば、この会社以外にも、訪問先でいつもではないが丁寧にお見送りして頂ける社長もみえます。やはり業績は好調です。

赤字続きで業績にお悩みの社長方もこの社長の良い部分を見習われては如何でしょう。

お客様ばかりで無く、協力業者様、社員さん達の下支えで会社は成立っている訳です。

そんな経営に対する感謝の気持ち、心の在り方の部分が実は経営の結果に占める部分が大きくあると思います。
初めての訪問先での出来事。

電話でアポイントを取ってあり、2時のお約束に少し早く1時40分位に着いた。ご挨拶すると社長はお出かけで間もなく戻りますので、こちらでお待ち下さいと打合せスペースに案内された。

事務所内は若い社員さんが多く活気ある職場が第一印象です。

1時50分頃戻られた雰囲気が感じられ、社長の電話声や社員さんに指示を出している声が聞こえた。

2時を過ぎてもスペースに来てくれない。初めての訪問先で、私が訪問スペースに待たせて頂いている事に誰も関心を持ってくれない。だんだん焦ってきた。

2時15分意を決して社員さんに、2時のアポイントでお待ちさせて頂いていますが・・・・・・

と申し上げたら、直ぐに申し訳ないと社長が来てくれて、良い打合せが出来た。途中で最初にご挨拶させて頂いた社員さんが、申し訳ありません、私が社長に連絡を忘れていました。と清々しいお詫びがあり、嫌な気持ちはなくなりましたし、良い商談に発展しそうでよかった訪問でしたが、

このように死角に入ったり、お客様の存在に気が付かない等、四方八方気配り出来る方が事務所内に必要かなぁと感じた、勢いと元気がある若い会社の弱点かも・・・・・・・
4月決算のお客様の顧問税理士さんのお話です。

税理士事務所の女性担当者とは、6月10日ごろに概算の数字をお聞かせ頂き、経営者希望の最終利益に近い数字になるように、5月締め切りの請求書から4月迄に完成した工事の原価を拾いだして4月末の未払いに加えて頂く事前の打合せがしてあった訳です。

まだまだ工事毎の未払いの管理迄は出来ていない会社なので、一応最終原価の把握で翌期にずれ込む金額の把握が出来る状況ですが、今期はそこそこの利益計上が見込めるので、事前に打合せをしていた訳です。

6月20日に5月分の支払が確定したので、ご連絡したら、担当者の方が、うちの所長が今期の決算はもう終わった、これ以上の決算の調整はやらんと言っていますとの返事です。

じぇじぇ!そんなの約束と違うじゃないですか?

担当者の方も間に入って、困っている様子ですが、粉飾決算をお願いしている訳でもなく、社長に相談しても、先代からのお付き合いで、社長の事を子供の頃から知っていて、顧問先お客様という対応では無い様子です。

結局4月分の請求書が遅く、6月20日の支払時に発見した形で何とかお願い出来た訳ですが、長い付き合いからお客様をなめたような対応に腹が立つのは私だけ、会社側は事情を説明しても、仕方無いね!の反応

尊敬する税理士さんの“税理士もサービス業である”とおっしゃっている言葉を聞かせてあげたいと思いますが・・・・・・

でも決算報告時に社長と税理士さんと同席させて頂いた時に老税理士さんから
“あんたのお陰でだんだん経理が見えてきた、有難う”と言われた事が自分の中では嬉しい話です。
社長の言葉としては
“本当は税理士があんたの仕事をしてくれないかんけどやってくれへん”だから私とお付合いしていると言われた。

複雑な気持ちのお話であったが、一応の存在感と一応の必要度を双方とも認めて頂けた一時でした。


よく言われる建設業の経営は、K(勘)K(経験)D(度胸)で過去は現場さえあれば何とか廻っている状況があったが、最近では通用しない事が多くの経営者は頭で分って来ている。

安全・品質・技術・工程等については、当たり前に出来ているのに、どんぶり勘定で原価管理が出来ていない現場から日報が出てこない等経営の厳しい会社程よくみられる。

儲かる会社では当たり前ですが、実行予算⇒発注(値決)による原価管理と日報から毎日、今日の出来高、下請職人の出面、何を今日使ったか等々現場から何も上がってこないのが、経営の厳しい会社の特徴

工事で利益を出す⇒会社の経営向上⇒社員の所得アップの順にサイクルを好転させる事が労使共の共通の利益のはずなのに、結果の出ない会社では
赤字工事(儲けの少ない工事)⇒会社の固定費が稼げない⇒赤字⇒経費節減⇒人件費の節減(ボーナスカット)負のサイクルに入る。

利益を出して社員が喜ぶ会社に変る為にこれからはK(計数管理)とK(計画)を立ててD(データ)重視で
K(継続)して実行K(結果)を残すD(努力)が報われる会社に変身する事が皆さんの願いです。

1社でも多くの会社が新しいK・K・Dの実践で儲かる会社に変る為の支援に頑張りたいと思います。
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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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