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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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訪問先で銀行へ提出する、受注報告=資金繰り見通しの書類作成時のお話です。

前月迄受注見通しの大型物件が施主の事情により中止に、よくある話ではあるが問題は契約金の入金見込みが当月の資金繰りに予定されている事です。

当月の最終確認の為、経理⇒営業に契約金の入金予定日の確認連絡、営業担当から実は施主側に事情が出来・・・・・・

事情についは経理が知りたい事ではなく、駄目になった時点で情報の連絡をくれれば、前月中に次月の予定に入れずに他の対策を打つ時間もあった訳です。

経理としては大急ぎの対策を迫られる訳です。会社としては信用力の欠如にも繋がりダメージも大きい訳です。

良い報告は直ぐしたがるのに、悪い報告は遅くなる傾向はどこの会社にもある話だと思います。

この営業さんは、社長から注意されると、うちの会社そんなに資金繰りが大変なのか?とつぶやいたそうです。

声を大にして、違う!

自分の仕事が次の工程に繋がり、会社全体の運営に繋がる重要な仕事だとの認識の欠如が問題です。

自分自身にも戒めとしなければと思っています。次の工程への配慮、思いやり等仕事は奥が深い。


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お客様の専門工事の会社様のお話です。

前期、前々期と非常に業績が好調でしたが、今期は残念な結果になりそうな状況です。原因もはっきりしている訳ですので来期以降の対策も打って一応は対応済みですが、問題は今期赤字にしたくない社長の意向もあり思案中の中

工事未払金の残高が前期、前々期と動いていない協力会社が数社あるのを発見!

経理担当の奥様に確認、各々に現場での問題等事情があり、未払いのままになっているとの事。解決すれば支払可能性があるけれど、多分支払う可能性が低いとのお話でした。

この数社の工事未払金を値引処理にして工事未払金を0円にしたら、当然の事ながら原価が減り、粗利益が向上、赤字が減少、つまり黒字決算に近づいた。

前期も意識して残した訳ではないが、結果オーライ、怪我の功名?であった未払金の処理でした。



お客様の社員数10名程の建設会社の経理事務のご担当社員さんのお話です。

30代の女性社員さんで、元々経理担当ではなく、この会社に入社してから経理の担当になった方です。

服部さん、現在の業務を理解するのに簿記の勉強が必要ですか?何を勉強すれば良いですか?どんな本を読めば良いですか?等々やる気オーラ満載の質問にあった。

私としては、建設業会計の理解を毎月工事資料と試算表の中身をご説明しているので、その範囲で不明点は質問して下さい。簿記の勉強も大事ですが
優先順位としては、利益構造の理解(売上-変動費=粗利益)(粗利益>固定費が利益)又貸借対照表の構成を理解して頂く(資産、負債、自己資本の関係)この2つをまず勉強して下さい。とアドバイス

タイトルが、”儲かる会計の分る本”と”ビジネスマンの為の決算書の理解”そんな2冊を貸し出しました。

本来は経営者が分ってほしい内容なのですが、でもやる気のある方に教えるのは非常にやりがいがあります。

次はどんな内容の質問がくるか楽しみです。でも経営者が分って頂くのが、経営改善の基本だと思います。

社長からこんな質問が来るのが待ち遠しい気分です。
ある尊敬するコンサルタントの先生のブログに、増収減益X 、増収赤字XX,減収増益◎とタイトルにあった。

私の顧問先の専門工事の会社で、減収増益◎の会社があり、現在実行している事は

お客様毎の売上高と粗利益高を工事の種類毎に分析

更に自社の工事か外注主体の工事か迄毎月資料を作成分析しています。

分析した資料から社長がお断りするお客様を選別しています。

儲からない先の原因を探り、社内努力を実施の上、お客様へ交渉しても無理と判断した結果

仕事を受けないように、担当者に指示しています。

データの作成、分析から経営努力をして無理と経営判断した結果
◎の減収増益の決算になりました。

ダメなお客様に何時までもしがみついていては増収赤字になりかねません。勇気を持った経営判断が必要です。
未上場の建設業4000社の2011年度の経営状態調査を尊敬する税理士さんのブログに書いてあった。

それによると東北地区での売上が2桁成長している理由は震災の復興需要。特に宮城県の成長が大きいそうです。

又2011年度の労務・外注費が宮城県は前年度と比べて19.7%増加し全国でトップのようです。

私のお客様でも2社東北に進出しておりますが、今の処苦戦しております。

仕事はあるけど利益は出ていない。何故か?

職人さんの人件費、資材等の調達コストと調達能力が不足していると私は見ています。

当然仕事を受注する能力と施工する能力があるから進出を考えた訳です。でもこちらで考える調達コスト・能力は知らない土地で信用力等の不足からか、考えたようには出来ていないようです。

進出してから失敗するアクシデントや地元と同じように諸条件が整わない事等しっかりとした計画と予定が狂った時の修正計画が重要だと思う。

進捗状況を定期的に確認したり、悪い場合の修正計画を考える等、中小建設業の経営者に求められる重要なスキルだと思う。



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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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