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年商8億円位の専門工事の建設会社さんのお話です。
社長さんと管理部長さんと3名でお話していました。
管理部長さんは拙書の『小さな建設業の脱!どんぶり勘定』を既にお読み頂いているようです。
しかも、しかも蛍光ペンで重要部分にマーカされていました。
参考にして頂けているようで、とても嬉しく感じました。
しかし、一つだけ問題がありました。
それは、私の話にあいづちやうなづきを頂けたのですが・・・・・
先生、その話○○ページにも書いてありましたね。
著者の私でも何ページか?忘れています。又内容は書籍と重なる部分も多くある訳です。
とても熱心にお読みいただけて著者としては嬉しい限りですが、
営業先でのお話ではやり難い事この上ないお客様でした。
建設業界の新聞記事を紹介します。
表題の記事は愛知県建設業協会が土木科等のある高校に出前授業を行った記事です。
大手建設会社の管理部長さんが建設業の魅力を、地図や未来に残せる仕事であると同時に自然災害や人や地域を守る使命ある仕事と高校生にお話頂いた内容のタイトルです。
確かに現在も行われている大規模災害、重機等を使い土砂を取り除く作業又私のお客様でも実施されている、降雪時に融雪剤を国道や橋などにまいて凍結事故を無くす作業等々
本来地域や我々の生活の中にも大変重要なお仕事です。
又歴史の残るような立派な建物やオリンピックの競技場など建設業が無ければ造れない、必要な業種である事や社会整備にも重要な仕事である事は間違いない訳です。
ところが3K現場と揶揄され、きつい、汚い、危険の業種で若い方の入職は少なく、現場を見ると外国人労働者や60歳を過ぎたようなベテランが多く働き現場を廻しています。
この素晴らしい取組等で多くの若者が将来つきたい仕事に建設業を選んで頂き、業界の発展に寄与して頂きたいと思います。
私の勤務時代に新卒採用時に中堅社員に会社説明会でお話頂いた事があります。この方は現場監督です。自身の経験から
『現場作業は辛いことやストレス等いっぱい苦労するが建物が完成してお引渡した後に感動が湧いてくるお仕事で、子供が大きくなったらあの建物パパが造った建物だ、と一緒に見せて話したい』そんな喜びも苦労もあるお仕事です。
建設業頑張れ!そして未来の世界に役立つ人材を多く輩出して欲しい、私の願いでもあります。
社用車のライトバンが2台駐車されていた。エンジンは点けっ放しの状態であった。
多分次に乗車するときに暑い思いを減らす為にエアコンをつけたままだと思う。
2時間位経過して私が車に戻ると、まだ2台とも駐車したままだ。
私は当然ながらエンジンを切ってから車を降りる癖があります。
それが当然の事と思っていました、しかし私の常識が可笑しいのか?
少し不安になりました。
まずは地球環境に与える影響?
専門的知識はありませんが、良い訳は無いと思っています。
次にガソリンの消費?
これも多分エンジンが廻っているので、消費すると思います。
又バッテリーの状況もファン作動が多くなり良いとは思いません。
又車の下に燃えやすい紙が落ちていたりして加熱で燃える可能性は、大丈夫だろうか?
社用車だから・・・・・、自分の金ではないから・・・・
地球環境等他人に迷惑を掛ける事は?
自分の常識と違う光景を見ると、世の中が変わっても、環境や大事な会社の経費の事を考え無くて良いのかな?
こんなことを考えさせられた、暑い日中のコインパーキングの出来事でした。
安全協力会費について本日は書かせて頂きます。
建設業以外の方に簡単に安全協力会費についてご説明させて頂きます。
元請先が下請会社から一定の料率で支払金等から相殺する会費です。
目的は現場の安全管理の充実等で、労災事故の防止や工事上のトラブル未然防止、業者間のコミュニケーションの充実等です。
先日お客様の会社の入金処理を見ていますと、何と、何と3%の協力会費が相殺処理されていました。3%は100万円の工事支払いに3万円を徴収する訳です。
異常な程、3%は高いと思って記入しました。
私の知る限り0.5%位が普通に感じてります。ある中堅の建設会社では0.2%の徴収です。それでも施工額が多い事もありこの会社では安全大会や安全パトロール等を実施しても余剰資金が発生するようで、記念品の配布や会費の一定期間徴集を止めたり非常に良心的な会社です。
0.2%と3%を比べたら1億円の施工額に対して20万と300万です。15倍の差額があります。
問題なのは0.2%の会社の方は安全に対する活動をきちんと実施して会計報告等もされているのに、3%徴収の会社は安全に関する活動は全くなく勿論会計報告もありません。年末に業者の忘年会を実施する位です。それも別途参加会費徴収です。
つまり値引と同じ事です。名前を変えた値引です。
相殺される側から見れば、お仕事を頂く為の一方的な上納金の徴収です。
公正、適正な経費とは思えません。
問題点は今回強く感じました。相殺される側にコスト意識がないので、高いと知ってはいても、見積もりに価格を反映させる、又は協力会費の減額の交渉等皆無です。お仕事を頂く下請の弱い立場を感じさせる事例です。
この2社の違いに会社の経営姿勢の違いを感じました。
0.2%の会社は毎期売上も伸び、大きく利益を計上されています。
反対に3%の会社の方はそんなに経営状況が良い会社ではありません。
協力会はある意味、意義のある活動をする上では必要な活動であると考えます。
我社では安全協力会を作りたい会社さんの背中を押すお手伝いもさせて頂いております。ご検討をされる場合には会計処理を含めてアドバイスさせて頂きます。
会社の長い間の経営の積み重ねが貸借対照表に表され、年度毎の成績が損益計算書に表される。
しかし本日お問合せを頂きお電話でお話した社長さん、決算書についてチンプンカンプンでお客様の決算書を見ながら、数字をお話頂く事も非常に難しい位、お解りではなかった。
通知表は1とか5とか良いか悪いか分る訳ですが、自社の決算書が分らない、税理士さんから説明を毎期受けているはずですが・・・・
経営の改善を図るにも胆の部分だけは理解して頂かないと困る訳です。
それはセミナーでお話するのですが、簿記を勉強して下さいと申し上げている訳ではありません。
入金>出金、つまり入るお金の方が出るお金より多くなければ会社は存続しません。
厳しい会社でも、お金を借りたりしても入金です。又お金が無ければ払えませんので未払金と言う将来払う必要のある借金が増えるだけです。
もう1つ、粗利益>固定費の式があります。売上高の分らない社長はいませんが、粗利益と固定費は分っていない社長が多いです。
つまり粗利益<固定費の場合は赤字になる訳です。だから固定費と粗利益の関係は重要です。
でも健康診断の結果通知を頂いても、血圧の数値とヘモグロA1Cの数値位しか理解していない自分も同じ穴のムジナかも知れないと思う訳です。
だから本当は深刻な病が進んでいるかも知れませんが、痛くも痒くも無ければ、医者が散歩しなさい体重落としなさいと言われても改善できません。
でも長生きをしたければ医者の言う事も聞かなければいけない訳です。
深刻な経営状況でも資金繰りさえ乗り切れば位の考えの社長さんが見えても不思議ではないと思います。
でも身体は自分一人の事ですが、会社は社員さんや取引先や家族にも迷惑を掛けます。
大事な部分だけは苦手でも自分の会社です。勉強する事が大事ですよ。決算書の読めない多くの社長様宜しくお願いします。
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