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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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専門工事業のA社(年商10億円)の中途入社社員さんのお話です。

A社は少し荒い職人気質の方が多い会社です。40歳代の中途入社Bさんは業界未経験ですが、前職迄の経験を活かして社長が期待して採用された社員さんです。

事務や業務管理等は従来パートさんの仕事で社長が主体で管理をされています。

此処に会社の弱みを感じて、B社員を採用され、原価の管理や経理の見える化の為、私もお手伝いさせて頂く事になりました。

B社員と会社が従来していなかった、原価管理や月次試算表の作成等に取組始めたのですが、現場の仕事と掛け持ちで作業をしています。

まず現場の管理職からは、男性が事務作業をする事に否定的ですし実際に現場にでて職人見習や監督見習等、多忙を極めています。

又理不尽な上司の発言に反発したり、若い職人さんから罵倒されたり、叱責を受けたり大変な毎日です。(正直折角教えているのに、辞められたら困ると私が思う位でした)

A社長とB社員と私で会食をする機会がありました。

その時の会話で頑張れる訳が分りました。

つまりA社長からB社員に採用理由ややって欲しい事が説明され理解されていたからです。

①今迄の会社の悪い部分を改善して行く為に採用された事

②社長が係わっている事務管理の作業を多忙を極める社長の代わりが出来るように

③新入社員としての扱いなので、先輩達と折り合いながら、仕事を覚えてから徐々に具体的に改善提案に進む

④職人としての能力は期待していない(追いつく訳がない)

等です。つまり旧態依然とした会社を変える為には新しい風を吹かせ、社長の考えを浸透させ会社を職人気質の体制から普通の建設会社の管理レベルに上げる。

そんな思いがある社長は特に2代目社長等に多いと思います。何の為にその社員が必要なのか?社長の言葉で新入社員にお話して理解させる事が重要だと思います。




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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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