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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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今月、名古屋の住宅会社が倒産しました。

年商30億位のテレビCMやラジオCMで知名度の高い会社でした。

前の会社の同僚も昔の話でしたがこの会社に転職した話も聞いておりました。

本日は住宅会社が倒産した場合に重要な意味を持つ

住宅完成保証制度の話です。

住宅完成保証制度とは、 業者の倒産等により工事が中断した場合に、発注者の負担を最小限に抑える為、保険を掛ける形で事業者が申込住宅保証機構が万一の場合に工事の中断や引継ぎに発生する工事費用や前払金の損失の一定額を保証金の形で支払われる精度です。

この制度に入っていないと、契約金等工事が始まる前や中間金等途中で支払うお金は、万一の場合には発注者のリスクになります。

住宅会社が倒産すれば、発注者も大変な損害が出る訳です。

現在は少なくなっている、建設会社の倒産ですが将来については不安があります。

それは、来年の消費増税実施された場合の反動による需要の落ちこみ、いつか現在の金融緩和政策が安部さんや黒田さんが変わって金融引き締めに変った場合に多くの会社が倒産するのでは?又建設業界では2020年以降の全体の需要の落ち込み更等数年先の不安が囁かれています。

そういった要因以外にも、将来の人口を考えれば業界全体として落ち込む事は必至です。

本日は、住宅購入者に知って欲しい情報のお知らせと

建設業界の社長さんに、会社の生き残りの為に今頑張って、強い会社作りをしないと残れない事を改めて考えて欲しい事でした。

頑張れ!建設業経営者!

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お客様の社長から服部さん我社の借入金は幾ら位が妥当ですか?

借入金が気になるのですが

そんな相談を受けました。

何かの書籍には、借入可能額の目安として公式がありました。
(減価償却費+税引後利益)X10倍が借入金可能額の目安と書いてありました。

又建設業の所要運転資金(設備等長期の資金ではなく短期的な必要資金)
受取手形+完成工事未収金(売掛金)+未成工事支出金-支払手形+工事未払金(買掛金)+未成工事受入金=所要運転資金です。

又借入金総額が月商の3ヶ月迄は安全圏とか6ヶ月を超えるとイエローからレッドカードとか

別の見方では貸借対照表の総資産の内、有利子負債(借入金)が35%以内は安全圏、65%超の会社は危険水域等

沢山の資料が出てきますが、これらは全て目安であって、ケースバイケースで会社毎に又銀行事情にもよって変動します。

社長に申しげました、様々な指標から自社の数値の確認は必要ですが、それ以上に資金調達能力向上に努力される事が大事です。

決算書の数値や担保力だけの判断ではなく、事業性評価融資と言う、事業内容や成長可能性の評価で融資判断をされる事も出てくる訳です。

此処は社長が自らの言葉で自社の将来性や成長可能性をアピール出来たり、自社の数値の内容を熟知する事も重要になります。

その為には、事業計画の作成やPDCAを廻す経営の仕組み作りが大事です。

まずは事業計画の取組から始めましょうと申し上げました。
会計ソフトや業務ソフトの切替時に従来と違う事で手間取っている会社さんの話です。

基幹ソフトの選定には、担当者の稟議書等も添えられて会社的にはきちんと決裁された上での導入でした。

しかしながら、慣れないせいか入力スピードが従来のように進まない。

又入力に至る資料の整備が整わない等、遅れるばかり。

本当は業務の省力化も含めて選定した筈なのに?

今迄の方が良かった。

経営者も含めてそんな声が社内から聞こえてきます。

傍から見ている私なりの原因究明は、担当責任者の明確化が出来ていない。

勿論稟議書の起案者が責任を持って進める事が普通の話ですが・・・・

社長がITに詳しくない事も、お任せの形にならざるを得ない事の一因です。

ソフトの開発業者に運用支援がさせていない事も一因です。

私だったらの観点から言えば、

導入計画が出来ていない為、どの位の遅れかの把握が出来ていない。

担当責任者が明確ではないので、係わる方が複数以上いる為誰も責任感をもって対処していない。つまり通常の業務の延長線上に考えている。

担当責任者がソフトの開発業者を呼び付けたりしてでもして何とかしようと意欲が感じられない。

社長も毎日の業務に追われて、問題意識が低い等です。

建設原価ソフトにはこんな形で購入したが、結局使われていない会社も多く見られます。

私の起業の原点でもあります。だから運用支援を通じて、経営改善に繋げるソフト販売をセットで実施してきました。

難しい事に挑戦する以上、担当責任者、立ち上りまでの日程、掛かる費用、従来との変更点、等替わる事のメリット、デメリットを考えて決定のプロセスを経て欲しいと思います。

販売する事の上手なソフト業者は売ることが目的です。

目的を果たす事を重視するソフト業者は最終的に変更したメリットをお客様に享受できる事が喜びであり、お客様の役に立つ事がお仕事です。





某大手企業にお電話させて頂きました。

要件は急ぎの用件でした。

ところが、電話が掛かったと思ったら、メッセージが流れて・・・・・

○○の要件は1番を○○の要件は2番を・・・・・・・・急いでいるのに、問合せたい部署の番号が分らない。

その他の御用件は5番にとなって5番をプッシュすると・・・・・・

只今電話が大変込み合っています。このままお待ちいただくか、お掛け直しください。のメッセージが流れた。

仕方なく10分位待ったが同じメッセージの繰り返しです。

イライラして電話を切り再度1時間位後に掛け直した。

しかし、先程と同じメッセージが流れて5番をプッシュしたが・・・・

只今電話が大変込み合っています。このままお待ちいただくか、お掛け直し下さい。のメッセージが、イライラがムカットした気分になりました。

こんな経験をされたいる方も多いと思います。

大手の企業の効率を求める電話の応対には腹が立つ。確かに電話の交換手が要らない。お客さんの要件に合せた部署に電話がそのまま繋がるので無駄が無い。鳴った電話に出る事も無く自分の仕事に集中出来る。等等

自社の効率が良くなる利点は良く分りますが・・・・・

サービス業でありながら、お客様の不満足やイライラの原因になり企業イメージとしては悪くなる筈ですが如何でしょうか?

効率を求めるのは内部に向けてで、仕事のやり方等工夫する事は大事な事だとは思いますが、そのつけが外部のお客様が要件を伝える事が出来ない事はどうかと思う。







本日はお客様の話でも私の話でもありません。

学生時代からの友人の話です。

超零細企業の父親の会社に入り、中小企業のレベルまで会社を育て上げた2代目経営者です。

ここ数年業績が振るわず毎期赤字の決算です。

昨日電話で相談がありました。色々改善策等私なりにアドバイスしました。

ところが、後継者と思っていたご子息も東京でサラリーマン勤めで戻らない。

後継者がいない事もあり表題のヤル気の無さに繋がっています。

でも、隆盛期に内部留保や自身の資産が蓄えてあったので損益計算書は赤字でも債務超過になる訳ではありませんし、会社がつぶれる事も考え難いです。

本日自身の口から、服部君に話を聞いても、ヤル気が出てこない。と言われました。

年金と自身の資産の賃貸収入で老後の生活の目途もついたようです。

今度はそんな彼に会社をお客様付きでM&A等で売却出来ればする。

出来なければ傷が浅く負債を全部清算しても止めれる内に廃業した方が良いと話しました。

彼は永年経営してきた会社をたたむ事には躊躇しています、やはり愛着や寂しさのようなものがあると思います。

でも経営者はヤル気が無ければ終わりです。社員や取引先にも伝わります。

でもヤル気が無くても、他人に迷惑を掛けるので止められない。そんな経営者に比べれば幸せな老後を過ごせる彼は幸せ者で、先代の親父や、家族、取引先や従業員等に感謝の気持ちを持って下さい。

そんな会話で締めくくった休日の旧友との会話でした。






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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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