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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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ご相談の依頼を受け訪問させて頂いた年商8億位の建設業様でのお話です。

1月決算の会社で、4半期毎に銀行に試算表の提出が必要な会社様です。

ご相談内容は、2月から4月の第一4半期の試算表の粗利益が大きく低下して、赤字になっている原因を把握したいと言う内容です。

売上高も前年同時期より微増しており、又大きな赤字工事も無いのに赤字が大きく出ている事です。経理の状況も規模相応にきちんと管理されており問題なさそうです。

お話を伺い、請求書他の資料を拝見して私の予想はあたりました。前期の1月末に大きな工事が完成しているのですが、工事原価の支払が、2月3月4月と2千万程支出されております。

1月末の決算時に工事未払金が計上漏れとなっていた訳です。建設業で個別に原価管理、予算管理、発注管理等を行っていないとよくありがちな事例です。(完成しても建設業では業者の請求書が遅かったり、残工事が残っていても先に完成計上され残工事分の未払いが残る)

決算時1月末迄の業者請求書は工事未払金(買掛金)等で計上しますが、2月以降に請求された分は時間的な問題も有り、他の業種の様に計上されないケースが多く見られます。期ズレですが、税務調査等では先に利益を計上するので余り問題にされない様です。

個別工事原価管理、実行予算管理、発注管理等を実施していないとこのように、経営数値も信用できない試算表が出来てしまいます。

この会社では、原因の解明と試算表のお化粧の仕方がアドバイス出来、感謝頂いた事と有望な見込み客が出来、有意義な訪問時間でした。





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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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