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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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中小建設業にとっては、人材育成非常に難しいテーマではありますが大事な問題です。

専門工事業の年商6億のお客様のお話です。お手伝いさせて頂き2年、経営の見える化が出来、受注の追い風もあり、増収増益の現状ですが、今迄就業規則無し、退職金規定無し、賃金規定もない会社でした。

社長から、服部さん求人募集で面接した応募社員から就業規則は?と聞かれたとの事で相談を受けた。
社長、社員が10名以上の会社では義務なんですよ。又作成する事は良い事で必要な事なんですが、建設業では週40時間の労働時間と残業手当の関係、有給休暇の問題等法律通りで実施すれば、会社の負担増の予測説明や、他社のグレーゾーンの実施例等をお話しました。

社長は今後新卒社員も入れたいし、技術資格の有る社員を雇用するには必要で是非作りたいとのお話であった。
それを受けて年間の負担増を吸収すべく、年度の利益計画で粗利益のアップの計画を実践していく事が重要です。とお話させて頂きご理解を頂きました。

良い社員を雇用、現在の社員の育成等取り組みが遅れると、結局良い社員は雇用出来ない、特にアベノミクスで仕事が増えたけど、配置技術者の不足で仕事はあっても受注できない会社も見受けられます。又技術のある職人の高齢化で10年先の施工能力に不安を感じる会社もあります。

優秀な人材は辞めさせず、新規で良い人材の雇用、会社を良くする重要なキーワードです。

この社長の様に攻めの経営者に足許を固めて、数値でご理解頂くお手伝いが出来ている事に喜びを感じる最近です。感謝!
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お客様の打合せである士業の先生の言葉。重みが感じられた言葉で印象に残った。

発端は決算の打合せで節税の話から、この規模の会社でこの内容なら、キチンと税金を払った方が良いと若い経営者に諭すような辛口のコメントだった。

銭の痛みを経営者は知るべきである。税金を払う痛みをを知る。
公共工事もしている訳で、国に対して偉そうな事を言えない。(税金を払っていないと)

私なりに解釈すると、企業の責任において、納税する事が一つの社会的責任を果たす事と思う。とこの先生は言いたいのだろうと解釈した。

ただ銭の痛みを知ると言う言葉には、他にも経営者は本当の痛みを理解すれば、いつまでも継続する良い会社作りの重要なキーワードになると感じた。

少し儲かり始めたら、外車の購入やら海外旅行やらに会社のお金を使う経営者。○○倶楽部や○○会議所に加入して、勉強と称しながら、交際費を湯水の如く使う経営者、資金繰りに苦しみながら来月幾ら不足するか分らない経営者等等

お金の痛みを良く理解して、沢山儲けて、節税やら、将来の会社の為になる有効な経費を使いながら、税金も払い、そして個人と会社の両方でお金を残す。

残ったお金は、将来の会社の苦境の時に役立ち、更なる飛躍を期す時に役立たせる、そんな痛みを知った経営者を多く作るお手伝いをこれからも続けたいと思います。

お客様の決算に際して、税理士さん任せでなく、銀行評価のよくなる見栄えの良い決算書の作成と経営審査の評点を高める事も考慮した決算書、当然税務署からクレームのつかない様な税額も考慮した形の決算書を作成する為に、税理士さん行政書士さん私そして会社の社長さん経理責任者の方でミーティングを実施して決算書を作成した。

納税する金額は同じでも、決算書の作り方で随分評価が変る、各々の専門家が知恵を出し合い、各々の評価が高くなる様に打ち合わせて作成。効果があったと私も思うし会社側からも感謝された。

但し会社側が強い要望と意思を示す事で専門家の協力がしやすい、専門外のところに注文をつけるのはしにくい処も有り、殆どの会社で実施されていないと思う。

でも意外に成果もあり、銀行の格付け、保証料率、経営審査の評点、みんな決算書が情報源です。

経営者にこうした発想が出る事を願っています。なぜなら儲かる会社作りの為に!
初めての訪問先での出来事。

電話でアポイントを取ってあり、2時のお約束に少し早く1時40分位に着いた。ご挨拶すると社長はお出かけで間もなく戻りますので、こちらでお待ち下さいと打合せスペースに案内された。

事務所内は若い社員さんが多く活気ある職場が第一印象です。

1時50分頃戻られた雰囲気が感じられ、社長の電話声や社員さんに指示を出している声が聞こえた。

2時を過ぎてもスペースに来てくれない。初めての訪問先で、私が訪問スペースに待たせて頂いている事に誰も関心を持ってくれない。だんだん焦ってきた。

2時15分意を決して社員さんに、2時のアポイントでお待ちさせて頂いていますが・・・・・・

と申し上げたら、直ぐに申し訳ないと社長が来てくれて、良い打合せが出来た。途中で最初にご挨拶させて頂いた社員さんが、申し訳ありません、私が社長に連絡を忘れていました。と清々しいお詫びがあり、嫌な気持ちはなくなりましたし、良い商談に発展しそうでよかった訪問でしたが、

このように死角に入ったり、お客様の存在に気が付かない等、四方八方気配り出来る方が事務所内に必要かなぁと感じた、勢いと元気がある若い会社の弱点かも・・・・・・・
ご相談の依頼を受け訪問させて頂いた年商8億位の建設業様でのお話です。

1月決算の会社で、4半期毎に銀行に試算表の提出が必要な会社様です。

ご相談内容は、2月から4月の第一4半期の試算表の粗利益が大きく低下して、赤字になっている原因を把握したいと言う内容です。

売上高も前年同時期より微増しており、又大きな赤字工事も無いのに赤字が大きく出ている事です。経理の状況も規模相応にきちんと管理されており問題なさそうです。

お話を伺い、請求書他の資料を拝見して私の予想はあたりました。前期の1月末に大きな工事が完成しているのですが、工事原価の支払が、2月3月4月と2千万程支出されております。

1月末の決算時に工事未払金が計上漏れとなっていた訳です。建設業で個別に原価管理、予算管理、発注管理等を行っていないとよくありがちな事例です。(完成しても建設業では業者の請求書が遅かったり、残工事が残っていても先に完成計上され残工事分の未払いが残る)

決算時1月末迄の業者請求書は工事未払金(買掛金)等で計上しますが、2月以降に請求された分は時間的な問題も有り、他の業種の様に計上されないケースが多く見られます。期ズレですが、税務調査等では先に利益を計上するので余り問題にされない様です。

個別工事原価管理、実行予算管理、発注管理等を実施していないとこのように、経営数値も信用できない試算表が出来てしまいます。

この会社では、原因の解明と試算表のお化粧の仕方がアドバイス出来、感謝頂いた事と有望な見込み客が出来、有意義な訪問時間でした。





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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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