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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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ハウスメーカの下請で専門工事を請け負っている年商7億円位の専門工事の会社さんの話です。

服部さん、元請から現場で下請さんの職人さんがタバコを吸っていたところを元請の監督さんに発見されて罰金として入金時に3万円値引きされました。処理はどうすれば良いのでしょうか?

そんな相談がありました。値引された金額はそのまま、当該の下請先に支払から差引いて支払うとの事でした。

処理はいろんな方法がありますが、値引の工事番号を作り3万円の売上減、そこから責任のある下請さんに3万円のマイナス発注を切り3万円の原価の減、これでプラスマイナスゼロになり記録も残り、本来の工事の利益率や粗利益額に影響なく後で分りやすいと指示しましたが

お金のプラスマイナスよりも、罰金を喰らった事実、現場のマナーが悪い会社のイメージが元請先に残り、お金以上にこの会社の損失は大きいと思います。

今回感じた事はこのハウスメーカーも3万円が問題では無く、本気度を見せた事。(本気にならなければ改善は難しい)そしてこの会社の社員教育及び下請先の教育も含めて大事であり、仕事のスキルと仕事に取組む姿勢両方を兼ね備えて初めて良い仕事をした事になる。

決まっている事や守らなければならない事を現場で徹底して出来る会社と、分っているが出来ない会社の差が出てくる

技術力やコスト力、プラスソフト面の充実の為にも作業者教育を本気で取組みましょう!



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タイトルの言葉はお手伝いさせて頂いて3ヶ月が経過したお客様の社長さんの言葉です。

30代後半の個人創業を経て法人にして4年経過の社長です。住宅の新築やリフォーム等で年商2億位の小規模な会社さんですが、社長の意欲は満々で勉強会等に積極的に参加し事業計画等も自分で作り将来年商30億位を目標にされています。

私の以前からのお客様の会社(同業者)にシステムを見学に行ったり行動型の方でした。

理由が分ったと言われた事は、受注時の見込み利益と最終利益の比較がきちんと出来るお手伝いをしただけなのですが、今迄は最終利益の確認等は個別に原価管理も出来ていないから決算の合計の数値しか分らなかったからです。

問題は受注した時の見込み利益は積算をして当然頭に残っているのですが、実行予算の管理や業者さんとの値決め等きちんと出来ていない。つまり成り行きで支払をしていた結果の積み重ねが利益が予定額よりどんどん減ってくる訳です。

もう一つこの会社の特徴として、創業からの期間も短い事もあり、社長の人脈からの紹介受注の比率も高い為

紹介ゆえに追加工事等が発生しても追加のお金が請求出来なかったり、サービス工事が出てきたり等、目に見えない所でコストが多く掛かり赤字の工事や薄利の工事があった事が数字として突きつけられたのでなんで儲からんか?解った訳です。

分る所迄が第1ラウンドです。これをどう利益を出せる会社に変って頂けるか?やりがいのある第2ラウンドが始まります。

10年ほど前に有名な先生のセミナーで『良いと思ったら直ぐ実行する』『悪いと思ったら直ぐ止める』と10分位続けて自分で車の中ででも言い続けると、決断力と実行力がつく。これは大脳生理学の学者も立証しているそんな話を聞いた記憶があります。

又社長の仕事は決める事であると何かの本に書いてあった事も思い出しながら本日のブログを書きます。

お客様のA社の社長は、1か月前の訪問時に設備投資の一括償却の話をさせて頂いたら、次の月に訪問した時には、服部さんこの前の話、条件に合う物をメーカから証明を取り発注してあるので決算には間にあうのでと報告を受ける。その位決断と実行が早い。

又B社の社長は、改善点の説明に頷いてはくれるが、社内に号令をかけて改善提案の実施をするだけなのに、1年かかっても実行する事が出来ない。

勿論諸条件が違うので、一概には言えないが、当然A社は私がお手伝いさせて頂いてから3年毎期増収、増益で実質経常利益は10倍以上になり、決算賞与も実施出来るほど好調です。

B社は残念ながら5年お手伝いさせて頂いていますが、経営の見える化や銀行対策等には向上して成果もありますが、肝心な経営数値が良くなりません。不徳の致す限りです。

社長は社内で誰も決めなくても怒ってくれません、又決めなくても物事は進みますが、良い方向へは進みません。むしろ悪い方で進んでいく訳です。船長が航海中荒波が来たら舵をどう取るか?大事な分岐点になる訳です。難破して遭難なんて事にもなる訳です。経営も同じ事だと思います。

このブログを読んでくれているかもしれない、B社の社長に次の訪問時に申し上げたいと思います。

自分で自分の決めなければいけない事を、書面に落とし込んで、自分で期限を決める、悩み、苦しみ、自分にプレッシャーを掛け追い込む事で、自分も成長出来、会社も良い方向に向かう事の出発点になるのではと思います。
家族で休日のファミレスにてモーニングコーヒー楽しんでいた時に懐かしい方に出会った。

大学時代のサークル仲間であったT嬢です。似ているなあ、声を掛けるのも人違いだったら恥ずかしい、と迷っていたが彼女がコートを脱いで胸のバッジが見えて確信したので声を掛けた。

彼女が市議会議員として長い間活躍していた事は知っていたので私の方から話しかけた。すぐに声を掛けたら私の事も分ってくれた。40年ぶりの再会である。

共通の仲間の話や昔話をタイムスリップのように戻れて、懐かしい一時であった。

そして、彼女は鞄の中から、自分の後援会のパンフレットや入会申込書を私に10部程さりげなく差し出してくれた。

休日の朝でも、自分のパンフレット等を持ち歩き、何時でも渡せるように準備している事、又選挙区が違っていようが構わずに40年ぶりに会ったばかりの旧友にも宣伝活動が出来る事

20年にも亘り議員を続けてこれた秘訣の様なものを感じた瞬間であった。自分の事をより多くの方に知って頂く努力凄いな!

ある意味営業をしない建設業の社長さんに、此処まで出来なくても見習ってほしい一面であると感じると共に、自分も創業時に、業界に関係ない知人にもパンフレットを渡した記憶を思い出した休日の一時でした。



今日ご紹介するのは、税金を払いたくないA社長の言葉です。

何故なら会社が苦しい時に税金が資金繰りを助けてくれる訳でも無い。ならば出来るだけ税金を少なく。A社長のお考えです。

お考えのように税理士さんも仰せのように決算前になると対応して頂いてはいるのですが、節税か脱税か分らない部分も多くあり、税務調査等で何度も修正申告をさせられている訳です。

社長のお考えで経営を行う、至極当然の事ですが、会社を伸ばしたい思いも強くお持ちの社長さんです。ならばデメリットの話もしなければと思っています。

お手伝いさせて頂き1年が経ち、決算の数ヶ月前には最終利益の予測も出来るようになりました。節税策も大事な事だと思います。デメリットとして、売上も伸び総資産が大きくなっているのですが、税引後の利益が毎期数十万なので、自己資本比率が一桁しかありませんので安定性に疑問です。

もう一つのデメリットは事業拡大に銀行融資はつきものですが、立派な計画で銀行信用を得る事も大事ですが、返済原資を考えると、今の状況は、債務償還年数(税引後利益と減価償却費で有利子負債を返済するのに何年かかるか?)が長くかかり、返済力に疑問がつき、大事な時に借入が出来にくい状況も考えられます。

この二つを次の決算では意見具申申し上げるのも私の仕事と心得ています。

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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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