忍者ブログ
建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
[20]  [21]  [22]  [23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

本日は自分のミスからピンチを招いた話です。

最近忙しさにかまけて大事なお客様の打合せ内容を自分の確認不足からお客様に多大なご迷惑を掛けてしまった事案が発生。

自分としては創業以来最大の仕事の中身での大きなピンチが発生した。

一番に考えたのは、お客様に迷惑を掛けてはいけない。その為には自分の経済的負担を覚悟する。

つまりお金で済む事は自分が幾ら損をしてもお客様に迷惑を掛けて自分の信用を失う事は回避したいと腹を括ってソフトの制作者に、お金の事は責任を持つからお客様の要望を叶えたものを制作して下さいと何度もお願いして2カ月かかったがなんとかお客様の要望を満たすものが納入された。

掛かった経費は当初の予定金額の3倍と大きな痛手を抱えたが自分としては少し高い月謝を払った。と考えていたが、上手くいったので時間が遅れたご迷惑はあったが内容的には満足して頂けたので自分の中で納得。

そこで発注者の社長にお詫びのご挨拶の際に、事情を正直に話して費用の見積違い的な追加金のお願いをした。検討して頂いた結果追加のお金を半分負担して頂ける事になりました。

ここで学んだ事は、トラブル発生時に自分の責任回避の話や、お金がかかる話等せずに最大自分が負担をする覚悟が出来た事で上手く事が解決した事です。

お客様との絆も深くなり、自分の信用も失わずに済んだ事が最大の成果であった。

ご迷惑を掛けたお客様の社長始め社員さん又制作者の会社関係者皆様に感謝の気持ちを忘れずにこれからも仕事をしていきたいと思います。







PR
『教わる』と『教える』の違いを著名な先生のブログで学んだ。

初めての方に仕事を『教わる』のと『教える』とはレベルが違うそうです。

教わる、は自発的だから沢山習得出来ます。

勉強会等で教えてもらっているのは能動的だから身につきません。

教わる⇒人のやっている事を盗む(先生のスキルを盗む)

お客様とのやり取りで実感する事が出来た例ですが、年商6億円位のA社の経理事務員さんは40代のパートさんです。経理の事は多少分ってみえたのですが、建設業の経理は初めてです。

私にどんどん質問をしてきます。又納得する迄何度も聞いてきます。私のコンサル期間が過ぎたら全て自分で理解してやろうと言う姿勢が感じられ教えがいのある方です。

丁度9か月が過ぎましたが、残り3ヶ月で服部式の工事毎の粗利益と固定的な原価の中身を理解して会計の売上総利益と一致するレベルに達しようとしています。素晴らしいやる気です。

多くのお客様の担当の方も不真面目でやらない方はいませんが、能動的で難しい事は私任せになりがちです。

私自身にも課題が見えてきました。

今後このような短期間で習得をする方を如何に多く育てるか?

又自分自身もセミナー等受講した時に、講師の先生からスキルを盗んで自分の身に付ける機会を多くするようにしたいと思います。





ある税理士法人主催のセミナーをさせて頂いた時のお話です。

セミナーに参加頂いたお客様の中に、60代の方がお見えで建設会社の社長さんかと思っていました。

終了後の懇親会で、私の隣にお座りになって、ご自分のお仕事の話をされた。

聞くとその方は大手企業を定年後、自分の仕事の経験を活かし起業されたばかりで、私の仕事の内容もご存知で、私のお客様をご紹介して欲しい。そんな申し入れでした。

お話をお聞きすると、自分のお仕事の内容を熱心にご説明して頂き、兎に角中小建設業のお客様を紹介して頂きたいと延々とお話をされた。

途中で気がついたのですが、8年前起業した時の自分を鏡で見ているようでした。自分の話を一生懸命に話して、相手の状況等お構いなし、相手にしゃべらせない位一生懸命さは伝わりました。

私がお話させて頂いたのは、

①貴方のサービスは建設会社(お客様)にとって何のメリットを与える事が出来るか
②貴方が他の方に負けない売りな何か
③失礼だが持参された資料では、どんな事にお困りの方に必要なのか分らない
④基本は誰に、何を、どのように、幾らくらいで売りのか?整理されてそれが伝わる資料なりパンフレットなりご準備下さい。

今日会ったばかりの、貴方の事をよく知らない私が応援したいと思っても、大事なお客様を紹介出来ますか?

まずは創業塾等でご自分の事業計画を勉強する所からご準備頂かなくては、貴方の事業が上手くいくとは思えません。厳しい話で恐縮ですが、売りとなる部分や資料を整理されて又ご連絡下さい。とお話させて頂いた。

それから連絡はありませんが、本当に起業したばかりの時の自分を鏡で見ているような感覚がよみがえってきました。

資料を揃えて又連絡してくる位の方でしたら良いのですが・・・・・・・



ある地方銀行の若い銀行員のお話です。

自動車の購入予定はありませんか?

新規の取引先に訪問時パンフレットでPR、それは名古屋市がハイブリッド車を購入する時の融資金と利息の全額補助を受けられる資料でした。

数ヵ月後、車の購入を検討される事になったこの会社の社長から思い出したように資料と名刺がしまってあった机の引き出しから出てきた。

この社長から資料を基に若い銀行員の銀行に電話された。

この銀行員は新規融資先の獲得となったようだが、聞いてみるとハイブリッド自動車の購入時に融資と全額利息補助の名古屋市環境保全設備資金制度を利用された訳です。

従来の取引銀行では案内もなければ聞いても良く分らない。

つまり余り知られていない制度かもしれないが、いち早く制度の勉強をしてお客様に届け新規顧客の開拓に繋げ実績を作ったこの銀行員に拍手!

この姿勢を見習い、知っている情報をお客様に提供、お客様のメリットに繋げる姿勢見習うべきと自分も感じた訳です。

又車の営業マンも見習って、見込み顧客にこんな制度がありますとご案内出来れば成約率も上がるのではと思います。

自分に置換え反省点も感じた、お話でした。

新規にお手伝いさせて頂く予定の年商4億円の専門工事業さんのお話です。

決算を控えて溜まっている領収書の整理と会計入力の整理を少しだけお手伝いした時の話です。

この会社では、社員さんや社長さんから領収書を提出して、経理担当の奥様が現金を支払うやり方で現金の経費精算を実施しています。

拝見していると、会社名と領収金額の記載はあるのですが、何を買ったか?又何の経費を払ったのか、不明な物が数点ありました。しかも2~3ヶ月前の領収日付です。

決算だからと言う理由で急いで提出されたものと予測されます。

本日の所は勘定科目不明で処理して後日、内容を確認して税理士さんに報告して下さい。としか言えませんでした。

現金の管理がきちんとしていない会社ではありがちな事です。

これは経理担当が奥様だから許されているようなルールであって、会社としての経理部署の取扱は改善された方が良いとアドバイスさせて頂きました。営業担当や工事担当から経理担当に廻る資料と言う観点で拙い事です。

改善点は出金伝票の発行をお金を使った方が記入、領収書と一緒に⇒決裁者に廻す⇒決裁者は内容金額等の妥当性を確認⇒経理担当に廻す⇒それから支払い実行(最低限のルールをお話しました)

①お金にルーズは許されません。
②何のお金を使ったかの報告義務
③妥当性の判断等内容を確認する人の意識強化
④経理はお金を管理する立場で決裁する立場では無い

こうしてきちんと会社のお金を支出する事で、現金の管理体制が出来、会社のお金を使うと言う意識も芽生え、一部に発生する不正な行為も防げる訳です。

こうした一つ一つの改善が『脱!どんぶり勘定』に繋がり利益の増加にも繋がると思います。
時間はかかるかも知れませんが改善して頂くように頑張ります。

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[01/19 crystal]
[02/27 money with surveys]
[05/19 Backlinks]
[06/16 松尾健一]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]