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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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起業当初のお客様で年商6億円位の土木、建築両部門を抱える建設会社さんのお話です。

現在も決算時の前後には依頼を頂き、決算調整等のお手伝いをさせて頂いております。

10月決算で11月20日には通常の10月迄の事務作業が終了しています。

この段階で訪問させて頂き、決算処理前の数値確認と決算時の洗い替えや調整事項等を相談し税理士さんに決算を依頼します。

そして12月上旬には第1段階の税理士さんの決算書が完成します。

そこから見栄え良い決算書のアドバイスと社長希望税金額に近付ける為の調整作業をして12月15日には最終金額がまとまり、後は税理士さんが申告書をつくる段取りです。

このように早い段階で決算の取組が出来れば、社長が考える時間、又調整の選択肢も節税策も検討する時間が出来ます。

8年前から原価管理の改善取組、経理の仕組を改善等取組んで頂いた成果が着々と表れています。

特に今期は売上高経常利益率10%を確保、8年前には債務超過の会社が今期は目標としていた、自己資本比率30%を達成できました。

経理が分らんと、どんぶり勘定でブラックボックス状態で経営されていた社長さんの意識が変われば、この会社のように、専門家の力を借りながら原価改善の仕組、経理の仕組の実践による成功例とお客様の感謝の言葉を頂き、非常に嬉しい決算書を拝見しています。
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新しいお客様は専門工事業で年商10億円の会社さんです。

ご契約頂き決算書を拝見すると、税込決算になっていました。

今迄のお客様は全て税抜の決算でしたので驚きました。稀に経営相談等で拝見する決算書で税込も拝見した事は有りますが、年商5千万円に満たない簡易課税の会社の場合でした。

顧問の税理士先生に何故税込ですか?とお尋ねすると、お金の流れを中心に経営の指導をしたいとのお話でした。

お金の流れならば、キャッシュフロー計算書や資金繰り表を別途作成してご指導頂いた方が良く理解されると思いますが・・・・・

懇意にしている税理士さんにお聞きすると、会計ソフトの設定を変えるだけで簡単に出来るし、お金の流れの説明についても私と同じ意見でした。

自分なりの見識から申し上げると、期中は税込みで試算表等を作成(売上が大きく見せる事が出来る)しているお客様はありますが、売上を大きく見せる事以外にメリットは感じません。

自分の把握しているデメリットは
①納付する消費税が販売管理費の租税公課になり、経常利益は変らないが、分析時に分母の売上が大きくなる為に経常利益率は少し悪い数値になる事。
②交際費(この会社様で1200万あり)全額経費にならない部分もある為、税抜であれば消費税分が所得加算金額が少なくなる。又固定資産か消耗品かの判定時にも微妙に消費税分が節税出来ないのではと思います。
③又大きな設備投資があった時の減価償却費の処理を考えると、減価償却費が消費税分多く計上されたり、納付する消費税が販売管理費の計上になり差引の利益も大きくなったりすると思う。
④又お金の話であれば、毎月借受消費税と仮払消費税が表示され差額が預かっている消費税もはっきり分かるし中間で納付した分も未払消費税のマイナスで表示され毎月資金面でもはっきり解り都合が良いと思う。
⑤更に建設業の場合には、公共工事の受注等に必要な経営事項審査を受ける場合には税抜決算が必要です。勿論行政書士の先生のお仕事ですので私がとやかく言う事ではありませんが、前期のように期中で税率の変更等があれば、正しく税抜きに引き直して処理する事は自分の経験からも非常に難しいと思います。

こんな話も、お節介な性格ゆえ、追々経営者にご説明する事になるのですが、税理士さんの反論も怖いので勉強して理論武装しないとと思っています。お読み頂いた専門家の先生方税込経理のメリットや私のブログに誤りがあればご教示頂きたいと思います。

新しいお客様の専門工事の会社様での出来事です。

ご担当者の男性事務員さんに原価管理のご説明しながら一緒に作業中

工事の管理職が事務所に入って来て、怒った表情でその担当者を激しい口調で叱り飛ばした!

他に事務所にいた社員もシーンと空気が凍りついたような状況に、叱られた担当者は固まったような状況で私も怒っている事は分るが、初対面の私もいるのに・・・・・・・

どんな事情があるのか分りませんが、感情に任せて一方的に叱り飛ばすのではなく、時と場所と状況を考えて話して欲しいし、他に事務所にいた社員も誰か、お客様の前なのでと制する人がいてもよさそうなのだが・・・・・

もし私が銀行員であったり、大事なクライアントであったりしたら・・・・・

事の善し悪しでは無く、この会社大丈夫か?と感じる事は確かな事だと思う。

新しいお客様で社長から期待されご契約を頂いたので、儲かる会社になる為に原価や会計の改善だけでなく、職場のマナーや社員教育もこの会社に必要な事が分り課題解決に取組たいと思います。

先日税理士さんの研修勉強会でセミナーをさせて頂いた。

以前に私のセミナーをお聞き頂いた、某大手税理士法人の代表先生からのご紹介で実現!

プロの先生相手に
いつもの調子で大丈夫か?内容に変な突っ込みが入ったらどうしよう?同業者の悪口はNG?等等不安があった。でも紹介頂いた先生は実際に私のセミナーを受講頂いた上で紹介して頂けたので変な小細工せずにいつも通りのセミナーの形式でさせて頂いた。

3時間と長丁場であったが、最後迄全員ご静聴頂けたし、心配していた突っ込みの質問も無かった。

後日主催者からメールでアンケートの結果が頂けた。

嬉しい事に、大変参考になったが多く頂けた、参考にならなかったは一人も無く、心配していた、紹介者の顔を潰す事も無かったと思える内容だった。

コメントには

体験された現場の生のお話は大変参考になった。
建設業特有のお話が聞けて良かった。
本音トークで良かった。
声が大きく聞きやすかった。
建設業の消費税についての裏話が参考になった。
等嬉しいコメントを沢山頂く事が出来た。

お聞き頂いた先生方が建設業の顧問先の経営指導に少しでも役立てて頂ければこれ程嬉しい事は有りません。

お聞き頂いた事を少しでも実践して頂き、中小建設業からどんぶり勘定の会社が減る事を祈念しております。

何故なら、中小建設業の経営改善はどの会社にも必ず存在する税理士さんの行動が、税金だけで無く、粗利益アップの指導が加わる事で顧問先の業績が良くなると確信しているからです。



メッセ名古屋(日本最大級の異業種交流展示会)で懐かしい8年前の創業塾で一緒だった30代の若い創業社長に出会った。

お茶を飲みながら話をしていると、社員も数名雇用して順調に事業化に成功した様子です。

創業塾の昼休みや打ち上げの時等度々私のお節介な話を聞いてくれた。

建設業に近い業種の為、お節介な粗利益の話、管理会計の話、事業計画の話等熱心に聞いてくれていた方だった。

事業計画も作成(その時も携帯していて見せてくれた)して経営者の勉強会にも積極的に参加しているようだ。私の話していた原価管理の事も実践してくれていた。

粗利益の重要性、変動費、固定費の関係ストラック図も理解されていた。

自分としても彼の事業が順調に成長している事大変嬉しかった。

彼からも私の話を聞いていた事や起業の親父のような存在で感謝の言葉を頂いた時は感激した。

親切と隣り合わせのお節介を若い人にさせて頂いた事がこんな嬉しい話で跳ね返ってきた大変に嬉しいひとときであった。
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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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