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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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本日は社会保険料の削減策のお話です。

私は社会保険労務士でも有りませんし専門的なお話は出来ませんが、自分が総務部長として勤務していた時の少しセコイ事かも知れませんが、入社日と退職日にこだわりを持っていました。

例えば5月1日の入社日付も5月31日の入社日付も同じ5月入社として5月分の社会保険料が掛かります。だから面接等を経て採用が決まり、入社日の相談をする時は、特別な理由がない限り月末近くの入社日は避けて、月初の入社日として社会保険の手続きをしておりました。

又退職日付についても、社員から辞表等が出て所属長や社長から退職届を受理されて退職日の相談になった時には月末の1日前の日付を選んで退職する社員と打ち合わせていました。

何故なら、例えば5月30日が退職の場合には、社会保険の資格喪失日は5月31日になります。

その場合に資格喪失の月(5月)の前月(4月)迄の社会保険料は掛かりますが、5月分の社会保険料は掛かりません。

逆に5月31日が退職日の場合には、資格喪失日は6月1日なりますので、5月分の社会保険料は社員さんからも徴収しなければなりませんし、会社の法定福利費の負担についても5月分は掛かる訳です。

入社日や退職日が1日違うだけで、社会保険料の負担は1ヶ月変ります。

標準報酬月額が仮に30万円の約15%位が経費の削減になります。

但し社会保険料の為に、無理に退職日を押しつける事は拙いと思いますが、感謝される事も有りました。

それは退職後に配偶者の扶養家族に入る場合等は自分の保険料負担は無く配偶者の社会保険に加入できる為、退職社員も1日前の退職日付で1ヶ月分の社会保険分が手取り給与が増える為です。

少しセコイ話しでしたので、書くのも躊躇いましたが、社員の出入りの多い会社さんでは以外に経費の節減効果も高いと思います。

是非ご参考にして下さい。

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お客様の安全大会に参加させて頂きました。

そこで小さな気遣いを頂き、感心させて頂いた出来事です。

それは、資料等の入った大きい封筒に参加者の氏名が一人づつテプラで貼ってありました。

その後に立食形式の懇親会が有り、お酒も入り自分の配布された封筒が分らなくなる事を防ぐ為と思います。

100名以上の参加者でしたので準備される方も大変だったと思います。

しかし事前に参加申込で社名や氏名が判明しているので、事務的な作業で参加者の資料の取り違えや忘れ防止に役立っていると思います。

以前に参加者の多いセミナーに参加させて頂いた時、講師の書籍を受付で購入して封筒に入れておいたのに、その後の懇親会で間違えられたのか、封筒が無くなっていた経験も有りました。

参加者全員の封筒が同じですので、こんな事もあろうかと思います。

主催者の小さな心遣いですが、感謝の気持ちを持たせて頂いた封筒のテプラでした。


お客様の安全大会に参加させて頂いた時に、講師の大手ゼネコンの元現場所長さんのお話をお聞きした。

大手のゼネコンで大きな現場ではピーク時に1200人の方が現場に入られるそうです。

その方は真夏の暑い時もネクタイをきちんと締めて現場管理をされていたそうです。

理由を聞いてプロ意識に共感した。

何故ネクタイを常に締めているのか?

それは現場で作業をしている作業員さんの命を守る為だそうです。

人間の体の中に血液がどの位あるか?

体重の8%位で、60キロの体重の方だと約5キロ、その3分の1の血液を失うと生命の危機にさらされるそうです。

その量は1.8L位に計算上なるそうです。

1升瓶1本の血液が出血すれば命の危機だそうです。

だから、作業員さんが労災事故等で出血した時に応急処置で血を止める為にネクタイを締めている。現場の針金や電線では血は止まらない、だからネクタイは常に締めている。

そんな思いやりの所長さんなので、現場での労災は一度も経験していないそうです。

現場所長の皆さん、安全書類の提出やKYミーティングも大事ですが、現場所長自らの心活きで現場の作業員の命を守る、所長の心活き感動しました。

これから暑い夏がやってきます。安全第一で頑張りましょう!


建設会社のA社は創業20年になります。

現社長が若い頃に起業され順調に創業15年位の時には年商10億円位に成長されていました。

最近5年位は社長の積極的な事業の拡張や勉強熱心で経営者塾の参加等から新規の施策を実施して売上が3倍強の規模に成長されました。利益も原価管理の改善や経理の見える化等の成果もあり売上の伸び以上の比率で伸びて大変良好な状況です。

此処で社長の悩みが発生しています。

創業以来片腕として活躍して頂いたNO.2の専務や経理部門を支えて頂いた奥様役員についてです。

工事部門のエキスパートとしての存在感や人望が厚く素晴らしい専務がいたから此処まできたとも言えますが、経営者として会社の未来計画や経営者的感覚を身に付けて欲しいと、経営者塾等に参加されたり勉強はされるのですが、現場で発揮する手腕に比べれば難しい部分が多く発生しています。
又経理の部門長として奥様も財務諸表の理解や資金繰り、銀行対応等今迄以上に難しい役割を担う事について、少し難しい部分も出てきています。

代わって社歴は新しいが、前職が会計事務所や銀行員であったり、新しく幹部として育っている人材も出てきているのが現状です。

会社の伸びに伴う、社長の期待通りに成長して頂ければ問題無いのですが・・・・・・・

もう1つ上のクラスの社長になる為の悩みは尽きません。

10年近く前に経営状況の厳しく、資金繰りに余裕のない会社の財務担当の方から3月31日にお電話を頂いた。

内容は3月31日期日に書き換え予定の短期借入金の手形の一旦返済を銀行に迫られたと言う厳しい内容であった。

通常は半年毎に手形を書き換える、いわゆるころがしの運転資金としての借入分で事前に何も言われていないので、資金繰り上も返済の準備もしていなかった。

会社としては、月末の手形決済資金を最優先にその他の月末引落や月末支払を引けば残高に余裕がある訳ではなかった。

当然ながら銀行に出来ない旨のお話と事前通告の無かった事に財務担当者と社長で抗議して頂いた。
銀行の言い分は、明確な話は分らないが、推測するに支店内の3月31日の貸付残高の都合のようだった。1日だけ一旦返済頂いて4月1日には資金を入れますのでお願いします。そんな話だった。

なんとか資金のやり繰りをして事無きを得たが、銀行との立場の弱さから受け入れざるを得ない事情と、建前で言えば、3月31日が借入手形の期限であった為決裁が必要な事は分るのですが・・・・・・

又逆の場合には、銀行都合で自分たちの成績の為に、必要のない資金を3月末に借入て下さい。4月上旬に返済して頂ければ結構です。自分が勤務時代には銀行からよく頼まれ融資を受けたものです。

このように銀行都合の予想外の事も起きる訳です。特に資金の不足は会社の命運を左右します。

中小企業の経営者にとって資金余裕を持つ経営が大事だと思います。

その為には儲かった時に沢山の役員報酬を取り、生活レベルを上げずに、沢山の個人貯金を作る事。

又会社の資金調達能力と個人の資金調達能力、担保余裕の事、保証協会等の残高、プロパーで銀行が出してくれる金額予測等

会社の決算書が出た時等に、考えてみる事も大事な事だと思います。

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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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