五まめの実践

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

尊敬するコンサルタントの先生のお話で、五まめといわれる、人的対応能力の基本の話を伺った。
五まめ
・出まめ＝まめに人に出会ってコミュニケーションをとる事
・筆まめ＝まめに葉書や手紙を出す事
・世話まめ＝慶弔や盆暮れ、療養時など、まめにお世話をする事
・電話まめ＝要件のあるなしに拘わらず、まめに電話をして声を伝える事
・メールまめ＝メールの送信や返信をまめに行う事

昨年の反省で、この基本が出来てない事が多く思いあたる。本年は五まめの実践を心がけ、より一層のご支援を頂き、建設業経営の補佐官としてお役に立てるよう頑張りたいと思います。皆様宜しくお願い致します。

社長の仕事は意思決定！

新規見込み客の社長、私の話を聞いてくれて、かなり契約に期待が出来る先だった。

しかし幹部社員さん始め会議で反対意見があり、導入に待ったがかかった。純粋に経費を掛けたくない意見、自分の仕事がやりにくくなるので反対（経費を掛けずにやろう）社長としては、投資額に見合う利益の確保？こんな会社の実情で、実行予算がでてくるか？（実行予算無で仕事をやっている事を問題にしないのも問題？）

結論はソフトの導入を見送って、皆で頑張って、利益を出そう！との事（頑張るだけで成績が上がればよいが、今迄頑張っていなかったのか？）ただ半年を見て利益が上がらなければ導入する社長の腹積もりのようなので、今後に期待

でも社長、最初に申し上げたでしょ、会社を変える、社員の意識を変える仕組みが必要ですよ。その為に私を使って下さい。頑張って出来る事と、頑張る仕組みを作る事は違います。社長の意思決定の遅れ、赤字の増大にならなければいいのですが・・・・

チョー嬉しい一言

原価プロ導入先の建設会社、経理のご担当者は社長婦人と若い女子事務員さん、パソコン操作もあり導入時より実質的指導はその事務員さんに、当初売掛金の残高、どの工事の分が未収なのか？値引き工事か？再請求しなければいけない先なのか？決算を控えてのスタートだった。

その辺の地ならしから始まった先で、私も苦労した先の一つで、ギャル言葉で、自分の名前○○分んない？なんて言葉も頂きながら覚えて頂く、又内容解明に苦労したが上手く稼働が始まった。

先日訪問した時、彼女の独り言のような一言！

“でも原価プロが入って１カ月の仕事が簡単に進むようになったし、工事の利益や売掛金の管理が大事な事が分ってきた。”

との言葉を頂いた。社長に報告してよ（私の希望）は別にして、私にとって最高に嬉しい一言であった。

請求漏れ工事発見

原価プロ導入半年経過のお客様の話、帳票の中で、担当者別未成工事一覧表配布。一人の担当者（担当工事の一番多い人）から請求したはずの工事が残っているとの指摘あり、経理で調査した。

結果１つの現場で、４つの工事を請求する為、工事登録があった。その中で、２件は請求済だった事が分った。残りの２件について、担当者からは請求の指示を出した、経理では２件分の請求指示はあったが、１回だけで、４件に分れている事も知らなかった為（言った、聞いてない、の話）

この結果社長に言える事は、①前（原価プロ導入前）なら売上漏れに絶対なっていた。②確認資料の作成配布の威力。③人の覚えは当てにならない。④金額も馬鹿にならない金額（約８０万）⑤担当者、経理共に自分に当事者意識が薄い。

でも原価プロ導入して良かったでしょう！自信を持って話が出来た。

業績の良い会社の訳

本日の訪問先、年商１５億位の建築会社、以前アポをとって訪問した事のある先で社員教育が素晴らしい会社でした。アポなしで訪問です。受付で訪問の意図を告げると、只今確認してまいります。程なく社長在社しておりましたので、こちらでお待ち下さい。（断られても仕方ない所で結構いい感じで面談出来た。）

話の内容は、今月倒産した同業者の情報、現況の業況、この会社の原価管理システムの話などに及んだ、システムもきちんと構築されており、私のシステムに入替るのは難しいので最初から売込わ考えずに情報の提供を心掛けた。

帰り際に車の出る所まで、社長自ら見送ってくれて、“良いお話を聞かせて頂き有難う御座いました。”と言って頂けた。非常に清々しい気持ちでこの会社を後にすることが出来た。やはりトップの姿勢が会社の文化を構築していると思った。業績も連動して良い会社である訳が分かった気がした。