３月１２日の電話

本日で震災から２ヶ月たった。避難所生活の方、家族の行方が分らない方、大変なご苦労があると思います。心からお見舞い申し上げます。

さて先日ある建設会社の社長とのお話の中、３月１２日の朝に取引先の元請、大手ゼネコンの調達部長から電話が入り、ブルーシートを購入できる最大数を買って、〇〇倉庫迄本日中に運んで下さい。と要請の電話が入ったそうです。

別に買い占める意図ではなく、品不足を予想した動きと思われるが、自社で使う分、東北支店で必要な品、救援物資の準備？真意は分らないが大変興味深い話であった。

発想が素早いのか？マニュアルが準備されているのか？これも分りませんが素早い動きはビジネスの世界では有効だと思う。

今後便乗商法、震災ビジネスとか言われるが、復興に建設業の力が必要な事も事実です。

良い意味で土建屋魂の見せどころです。頑張りたいと思います。

宗教団体の気配り

亡くなった叔母の納骨で叔母の信仰していた宗教団体へ訪問した。納骨の帰りに本部へ参拝させて頂いた時の出来事。

靴を脱いで本殿に参拝、広い本殿をぐるりと案内して頂き戻った時にびっくり！
靴が揃えてあるだけでなく、汚れをとって綺麗に磨いてくれていた。全国から若い人が修養科といって、掃除をしたり本部の仕事等に３カ月位研修をする制度らしい。

その方達の中に、全国からくる参拝者の下足の管理的な係の方がいたようだ。他にも見ると広い廊下常に誰かが磨いている。きれいな廊下が保たれて非常に歩いていても気持ちの良い廊下だった。

宗教の事は触れないし、分りませんが、若い時にこんな経験をして、与えるココロを養うまさに修養科の制度大変素晴らしいと思った。
自分も若い時に戻れれば、是非参加してみたいそんな気持ちになれた、感動！感謝！の気持ちで非常に良いお参りをさせて頂けた。亡くなった叔母の私に対するお導きだろうか？

 

セミナー講師からのお便りに感動

素晴らしいお話を聞かせて頂いた。見えないものに価値がある。プチ紳士・プチ淑女を探せ！運動の先生で、書籍などを前から読ませて頂いていたりして、楽しみにしてお話を聞いた。

名刺交換をさせて頂いたからか翌日講師の先生からご丁寧にお葉書を頂いた。私の方からお礼のお葉書を出そうと思っていたところで、著名な方の行動力に感激！

早速お礼の葉書を書いて投函したら、今度は封書で返信があり、又良いお話のご紹介をして頂けた。

この先生のご恩返しは先生に返すのではなくて、ごみを拾ったり、世の中のお役に立って返す事も学ばせて頂いた。善の連鎖で世の中が良くなる運動。

少しでも協力させて頂きたいと思う気持ちで一杯になりました。

出来ていなければ此処までなっていない。

新規訪問先（年商8億円位の工務店）社長とお話の中で、私のＰＲをさせて頂いた時の話です。

個別原価管理の重要性や粗利益率のアップの方法、目標管理のチェツクの話をしていた時の相手の社長の一言です。確かに良い内容の会社で、利益も出ている会社です。

この社長話をよく聞いてくれて、私としては納得出来ました。やはり良い内容の会社はそこそこ出来ている事も確信出来た。

ただ社長の手書きによる自分のノウハウによる管理だそうで、10年位先に経営を引き継ぐ時には必要だと言われました。

誰でも数字は同じで、皆さんが使えるシステムが進めば権限移譲もスムーズなのでは？とお話しましたが、現状では権限移譲も考えていないようです。

重要なのは会社の体力！

震災の影響が身近な会社さんでも出始めている。建設業界では材料が不足して工事が完成しない等の影響が出ている。又今後材料費の価格もどうなるのか？不安が出ている。

そんな中ある会社で震災の影響で予定していた工事が材料が間に合わなく完成しない。したがって予定していた完成金の入金遅れ⇒支払手形の決済金の不足での相談を受けた。
緊急避難的に資金繰りを見直しなんとかこの会社ではピンチは乗り切ったが、実際沢山の会社さんに影響があると思う。

自動車の２次下請けの会社が売上ダウン！イベントの会社がキャンセルで売上ダウン！で大変な状況をテレビでも放映していたが、震災で家が無くなった方から見れば贅沢な悩みかもしれないが、当事者にとっては大変な事態である。

結局体力のある資金調達可能な方法がある会社とそうでは無い会社の差がこんなところで出てくると実感した出来事であった。

いつも申し上げている、経営者の資金力の確保、会社の資金調達能力の増大等、平時の準備が重要である事を痛感した。

少し儲かったからと言って高級外車に乗り換えた社長さん、緊急時に備えて資金の蓄積、会社の体力の増強に常に目を向けて下さい。
会社は赤字では潰れないが、黒字でもお金が不足すれば倒産します。