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建設業の総務・経理に携わって、数十年… ”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として事業で邁進中。日々の出来事や思いを綴ります。
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4月決算のお客様の顧問税理士さんのお話です。

税理士事務所の女性担当者とは、6月10日ごろに概算の数字をお聞かせ頂き、経営者希望の最終利益に近い数字になるように、5月締め切りの請求書から4月迄に完成した工事の原価を拾いだして4月末の未払いに加えて頂く事前の打合せがしてあった訳です。

まだまだ工事毎の未払いの管理迄は出来ていない会社なので、一応最終原価の把握で翌期にずれ込む金額の把握が出来る状況ですが、今期はそこそこの利益計上が見込めるので、事前に打合せをしていた訳です。

6月20日に5月分の支払が確定したので、ご連絡したら、担当者の方が、うちの所長が今期の決算はもう終わった、これ以上の決算の調整はやらんと言っていますとの返事です。

じぇじぇ!そんなの約束と違うじゃないですか?

担当者の方も間に入って、困っている様子ですが、粉飾決算をお願いしている訳でもなく、社長に相談しても、先代からのお付き合いで、社長の事を子供の頃から知っていて、顧問先お客様という対応では無い様子です。

結局4月分の請求書が遅く、6月20日の支払時に発見した形で何とかお願い出来た訳ですが、長い付き合いからお客様をなめたような対応に腹が立つのは私だけ、会社側は事情を説明しても、仕方無いね!の反応

尊敬する税理士さんの“税理士もサービス業である”とおっしゃっている言葉を聞かせてあげたいと思いますが・・・・・・

でも決算報告時に社長と税理士さんと同席させて頂いた時に老税理士さんから
“あんたのお陰でだんだん経理が見えてきた、有難う”と言われた事が自分の中では嬉しい話です。
社長の言葉としては
“本当は税理士があんたの仕事をしてくれないかんけどやってくれへん”だから私とお付合いしていると言われた。

複雑な気持ちのお話であったが、一応の存在感と一応の必要度を双方とも認めて頂けた一時でした。


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よく言われる建設業の経営は、K(勘)K(経験)D(度胸)で過去は現場さえあれば何とか廻っている状況があったが、最近では通用しない事が多くの経営者は頭で分って来ている。

安全・品質・技術・工程等については、当たり前に出来ているのに、どんぶり勘定で原価管理が出来ていない現場から日報が出てこない等経営の厳しい会社程よくみられる。

儲かる会社では当たり前ですが、実行予算⇒発注(値決)による原価管理と日報から毎日、今日の出来高、下請職人の出面、何を今日使ったか等々現場から何も上がってこないのが、経営の厳しい会社の特徴

工事で利益を出す⇒会社の経営向上⇒社員の所得アップの順にサイクルを好転させる事が労使共の共通の利益のはずなのに、結果の出ない会社では
赤字工事(儲けの少ない工事)⇒会社の固定費が稼げない⇒赤字⇒経費節減⇒人件費の節減(ボーナスカット)負のサイクルに入る。

利益を出して社員が喜ぶ会社に変る為にこれからはK(計数管理)とK(計画)を立ててD(データ)重視で
K(継続)して実行K(結果)を残すD(努力)が報われる会社に変身する事が皆さんの願いです。

1社でも多くの会社が新しいK・K・Dの実践で儲かる会社に変る為の支援に頑張りたいと思います。
35歳の青年が亡くなった。お客様の社長の弟さんという事で通知を頂きお別れの会に参列させて頂いた。

ご葬儀では無くお別れの会。お坊さんも神主さんもいないけど、葬儀会社の方の司会で厳かに執り行われた。

私にとって初めてのお経も神主さんも無い形であったが、考えさせられた事が2つある。

1つはご本人やご家族に檀家となるお寺も無く、葬儀の時だけにわか信者になり、葬儀会社にお坊さんの紹介を依頼、葬儀だけのお付き合いをお願いする。
この事が悪い訳ではなく、これはこれで故人に対するお弔いの気持ちであるので、良い事だと思うが・・・

もう1つ思った事は、ミニオーケストラのプロが演奏をして式の進行の手助けをしていたが、弔辞として故人の友人達がちょっと賑やかではあったが、ロックの演奏があった。決して上手いとは言えないが、心の底から故人に捧げる心の籠った演奏と歌の披露があった、

少なくとも私にはプロの演奏より心に残ったし感動した。

故人を弔い、天国への旅立ちに際してはこの形決して悪くはなく、私にとって初めての経験だったが、非常に心に残ったお別れの会であった。

今日は私事ですが、数多くのマンションシリーズのライオンズマンションに住んでいます。そこの管理会社のお話です。

地区10年過ぎから大規模修繕工事の提案をしてきます。又将来修繕積立金が不足しますよと啓蒙活動をして修繕積立金の値上げ提案をしてくる。管理組合のお金を預かっている人(財布の中身を知っている人)が時期が来たから大規模修繕工事が必要ですよ。概要はこうですよ。特命受注でお任せ頂ければこんなメリットが・・・・・と提案してくる(素人には内容は分らないし、何億と言うお金は自分のお金と考えていない、理事会の役員には競合入札の意識も無し)日頃から毎月の管理組合の理事会や年に1度の総会の段取り全てお任せの状態に輪番で廻ってきた管理組合の役員も都合が良く高い代価を払っているとも知らず、面倒が無く役員の任期が全う出来る仕組があり、年に1度の総会で問題提起しても、圧倒的多数の理事長への委任票に負け犬の遠吠えの如く・・・・・・・・

私の愚痴ではなく、儲かる仕組み作りに戻ります。このようにお客様の信頼を得て、競合もなく、独占的に商売が出来る仕組みが非常に強い、ちなみにこの管理会社の年商は670億で経常利益が70億と売上の10%強の経常利益率羨ましい程儲かっている訳です。(粗利益10%以下の建設会社もあるのに)

儲からないと言いながらやむなく指示された請金で下請工事や公共といえどガチンコ勝負で最低落札額ぎりぎりで取って利益の出ない工事をしている建設会社も視点を変えて

儲からん仕事⇒儲かる仕事に、どう変えていくか?

此処に社長の努力要点を置いて考えてみてはいかがですか?

沢山儲かっている建設会社も実際にある事は事実です。
年商5億円位の専門工事の新しくご契約頂いた会社さんでの出来事です。

私が、協力業者さんからの請求書を確認中、前月と同じ工事名、同じ内容、同じ金額の請求行を発見!

この会社では既に支払済である。担当者や社長も当然確認して、経理に請求書が廻る決まりです。
仕事を依頼した現場名や内容を確認していても、前月に払ったかどうか迄は覚えていない。

原因は協力業者さんの請求書がエクセルで作成、前月分をコピーして1行ずつ、上の行から書き改める為最後の行を消し忘れた訳だ。当然合計に加算。2重請求で会社からみれば2度払いした事になる。

協力会社もどんぶり勘定の為、この会社から連絡する迄、2度請求に気が付かない

きちんと管理しないとこんなあり得ない話が現実にある訳だ。

又他の事例で経験があるのは、前月繰越の金額と当月請求額の合計金額が請求金額に表示される、請求書の締切日と支払日の日にちのズレで、支払済の前月繰越迄合計して2か月分誤って支払ってしまった会社は経験上あるが、今回の様に相手の請求書の作成ミスに2度払いしてしまった例は初めてであった。

私にとってはお客様にアピール出来た事例に、又存在を初日からみせられて良かった訳ですが、どんぶり勘定の建設業にありがちな事です。
皆さんの会社は大丈夫でしょうね?




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プロフィール
HN:
服部 正雄
性別:
男性
自己紹介:
長年にわたる建設業での総務・経理経験を活かし、”脱どんぶり勘定”を目指す経営者様の補佐役として『株式会社アイユート』を設立し、事業に邁進する。
コンサルティングと原価プロにより、事務処理型の経理からの脱却・攻めのデータ・数値分析手法で経営改善を実現する。

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